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   川の流れのように、ゆったり、のんびり、ほっとするような内容を綴っていこう。

2014年05月18日

屋久島の旅〜B漁火

前回からの続き)

白谷雲水峡〜太鼓岩ののんびりトレッキングを終え、帰りはバスで宮之浦に下車した。
ここから海楽園まではたいした距離じゃないので歩いて帰ることに。

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屋久島の森から流れてくる宮之浦川には、とても味のある橋が架かっていた。

さて、今夜は屋久島最後の晩餐だ。
海楽園のトモさんに一押しされた地元料理店「漁火(いさりび)」で食事をする事に。

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ん、この店、何か一味違うゾ。
入った途端、厨房の中だけ別の空気が流れているのがすぐに判った。

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店の大将は頑固親父で、厨房内で女性スタッフに「バカ!」、「なにやってんダおまえ!」とか我々がカウンターにいるのにお構いなしで罵声をぶつけている。
久しぶりに頑固親父を見た懐かしさに苦笑いしつつ、出てくる料理の味の深さがじわじわと体に沁みていく・・・。

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「首折れサバ」
文句なし、言葉なしに旨い、絶品。

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「トビウオのつけ揚げ」
トビウオ唐揚げも旨そうだった・・・。

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「きびなご天ぷら」
ぷりぷりで臭みが全くなし。

いやぁ、良く食べ、良く飲んだ。(もちろん三岳)
驚いたのは店に居る間、ひっきりなしに予約電話が鳴っていた事。
面倒臭そうに大将が「今一杯だよぉ」と、応対していたが、そういう面でもこの店の人気ぶりが伺えた。
頑固親父の味、本物です・・。

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腹も満たされ、トレッキングの疲れもすっかり取れた娘は今夜もトモさんと宿泊客らとUNOを始めた。
しかし残念ながら今夜は負けたようだ・・・。

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翌日、海楽園のトモさんと記念ショツト。

帰るこの日は生憎の雨。
なんと、トモさんが港までの送迎だけでなく、「雨が降っているから」と、途中おみやげ屋さんに立ち寄って買い物まで付き合ってくれた。(感謝)

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最後に今回の、屋久島の旅での三岳は、
一岳:海楽園
二岳:屋久島の森
三岳;漁火
だった。
食う・寝る・遊ぶの三拍子揃っていたわけだ。

いやぁ、今振り返ってもとてもディープな3日間だった。

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タクシーの運ちゃんが言っていた。
「雨に濡れた屋久島の森はキラキラ輝いて、そりゃぁ綺麗ですよぉ」

今回も残念ながら雨の屋久島は体験できなかった。

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また来よう、屋久島へ。

屋久島にはまだ忘れモノがたくさんある。

I'll Be Back・・・


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2014年05月14日

屋久島の旅〜Aのんびりトレッキング

前回からの続き)

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【5月4日(日) 晴れ】
(往路)白谷雲水峡 〜 原生林コース 〜 白谷小屋 〜 もののけの森 〜 辻峠 〜 太鼓岩
(復路)太鼓岩 〜 辻峠 〜 楠川歩道 〜 さつき吊り橋 〜 白谷雲水峡
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朝7時半、海楽園をタクシーで出発。
途中、弁当屋に立ち寄って注文していた弁当を受け取り一路、白谷雲水峡へ。
タクシーの運転手さんが実に愉快な方で、高度を上げながら終始娘とお笑い合戦を繰り広げて、なんと娘に屋久杉のキーホルダーまでくれた。
ちなみにタクシー代は3500円。慌ただしい朝の時間に5人で、しかも笑わせてくれてこの値段は安い。

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登山口にはカラフルな山ガールがたくさんだ。

8時過ぎ、いよいよスタート。

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「憩いの大岩」

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「飛流おとし」

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早速「こだま」出現か?
とドキッとしたのだが、ただの葉っぱだった・・。

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「二代大杉」

ココまでは娘も元気だった。
しかし、徐々にペースが落ちてきた・・。

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「三本足杉」前の極上ベンチ。
これはイイよ。

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「びびんこ杉」
小人になったタナカちゃん・・・。
それくらい、威風堂々とさりげなく天高くそびえ立っている。
今回見た屋久杉の中では一番威厳があって印象に残った杉だった。
「びびんこ杉」というよりは「威厳杉」という感じだ。

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6年ぶりに歩く原生林コースは新緑も重なって緑豊かだった。

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コース中、何ヶ所か沢を渡渉する。
半端なく雨の多い屋久島だから増水したらここを渡るのは困難だろうと思う。

そんな矢先、この沢を渡渉する際にカミさんと手をつないで渡っていた娘が一緒に石から足を踏み外して水の中にドボーンと足を入れてしまった。
そしてこうなった・・・↓↓

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娘、日干し中・・・(嗚呼)

濡れたものは仕方ない。
天気がイイのですぐに乾くだろう。
ゆっくり乾かして、気持ち良く歩かせることにした。
こういう笑えるアクシデントはイイ。

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さぁ、ズボンもソックスも履き替えたし気持も新たにドライに先へ進もう。

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名前のついていない杉。
「キリン杉」と命名。
デカ過ぎて全体の姿が写真に収まらなかったが、頭部は是非実物を見て下さい・・。

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「くぐり杉」は、”人”の字に見える。

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「白谷小屋」
なんとここまで3時間半もかかってしまった・・・。(一般的なコースタイムの2倍以上)

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まぁ、周りの皆さんもゆっくり寛いでいるし、ちょうど昼前だからココでゆっくり食事する事に。

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朝、弁当屋で仕入れてきた弁当「おむすび山」

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そして定番の「棒ラーメン」

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「もののけの森」

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こだまは居るかな?

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ん・・・!

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苔の世界へどんどん入っていく。

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更に奥深く。

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そしてようやく「辻峠」に到着。(13時15分)
ここから更に10分程登れば、

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「太鼓岩」

アバターが出てきそうな壮大な景色が広がる。
「屋久島ってこんなにデカかったっけ?」
と思える程に奥深くまで山々の景色が広がって見えるのが不思議だ。
やはり屋久島の森の中に入ると、人は小人になるのか・・・?。

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気分爽快。
実に気持イイ。

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もっとこの場でゆっくりしたかったが・・。
今までのペースだと帰りのバスに間に合いそうにないので仕方なく下山を。

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帰り、娘はゆっくりだが立ち止まる事なく歩き続けた。
疲れているのは後ろ姿を見ればわかる・・。
もう少しだからがんばれ。

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「さつき吊り橋」
ここまでくれば、後は整備された木道歩きなのでゴールは近い。

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そして16時前、白谷雲水峡へ無事ゴールした。

今日は往復7kmのコースを山中約8時間過ごした。
1/3は休憩していたかな・・。
まぁ、こういうのんびりトレッキングもたまにはいいかナと思った。
疲労はないし、屋久島の素晴らしい森をゆっくり堪能する事が出来た。
これも娘のお陰だナ。(感謝)

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バスを待つ登山客の行列が出来ていたが、GW期間中は臨時バスが2台増便されていてゆっくり座って帰れた。
一番前のシングル席にひとりで座った娘は・・、

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Zzzz・・・。
いい寝っぷりだ。

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つかの間の休息、
夢の中でこだまと遊んでいるかな。

この写真は娘が撮影した写真だ。
んー、なんかファンタジーな感じがイイなぁ。

今回のベスト・ショット賞は娘だ。
そして、ベスト・トレッカー賞も!

続く

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2014年05月10日

屋久島の旅〜@海楽園

5月3日の早朝4時半に自宅を出発。
6年ぶりの屋久島のショートトリップのスタート。

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渋滞にもあわず、鹿児島本港南埠頭には9時に着いた。
今回同伴する神奈川のHくん夫妻は前日から鹿児島入りしている。
中央駅前で無事合流し、予定どおり12時発のロケットに5人で乗船した。

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やはりGWということもあり、船内は満席だ。

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屋久島の山も人でごった返してなければ良いが・・・。

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定刻どおり、14時に宮之浦港に到着。
天気も回復してきたゾ。(良々)

早速ベースキャンプにテントを張り・・・、

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というのは嘘で、今回は残念ながらテン泊ではなく民宿(素泊まり)に泊まるのだ。
ココ、海楽園は民宿の隣にキャンプ場が併設されている。
どっちでも楽しめるから、旅好きには嬉しいハイブリッドな宿だ。

さて、今日から2泊するわが家の部屋は・・・

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九州最高峰の宮之浦岳。
イイ部屋だ・・。
宿に着くなり、外人さん2人は近場へトレッキングに出掛けたようだ。

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さて、我々もトレッキングへ。

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徒歩3分のスーパー「わいわいらんど」へ。

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三岳までのトレッキングだ・・。
しかし、こんなに三岳が沢山あって羨ましい限りだ。
ここは食材も豊富で日常品やガス缶などもあり、とても助かった。

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天気もイイし、三岳もゲットできたし、もう安心だ。
ちょっと宿の前の磯で寛ごう。(プシュッ)

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デッキに全員集合し明日のトレッキングの作戦会議を。(プシュッ)

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日暮れ、風呂に入り食堂で、買ってきた食材を並べ夕飯を。(プシュッ)

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食べ終わると、娘はスタッフのトモさんとトランプを始めた。

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いつの間にか宿泊客がどんどん集まり、UNO世界選手権が始まった。
娘はオーストラリアから来たアレックスの横で少々緊張気味だ。
どんどん盛り上がり、

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私も三岳で盛り上がり、

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最後は娘が優勝した!
やはり本番に強いな・・・。

いやぁ、初日から実に盛り上がったなぁ。

さて明日はいよいよトレッキングの本番だ。
頼むぞ、娘よ・・・。

続く

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2014年05月06日

GW屋久島の旅

昨日(5/5)屋久島から帰ってきた。

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旅の片づけも終わり、只今余韻に浸り中。(ぐびっ)

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6年ぶりの屋久島。
前回はソロで山中3泊(テント)の縦走。(前回レポはココ
今回は家族3人+H夫妻の5人で山中0泊の軽走。
スタイルは違うがとても思い出深い山旅となった。

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いろんな事があり過ぎてまだ整理が出来ていないので、詳細レポはまた後日。

いやぁ、屋久島はやはりスケールがデカくて奥が深かったなぁ・・。


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2008年10月08日

屋久島縦走(4日目A)

前回からの続き)
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【9月23日(火) 晴れ
白谷山荘(8:00) → くぐり杉(8:07) → 二代大杉(9:15) → さつき吊橋(9:23) → 弥生杉(9:40) → 白谷雲水峡(10:00) −バス→ 屋久島観光センター(10:40)
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ここ白谷山荘へは、白谷雲水峡登山口から最短約1時間で来れるので早朝から休憩に訪れる登山客が多い。
そんな早朝組の登山客の話声で6時前に目が覚めた。
昨夜は雨が降っていないのに、雨が降ったかのように地面もテントも全てが夜露でびしょ濡れだ。
苔が育つわけが良ーくわかる。
テントを天日干ししたかったが、そんな暇もないのでタオルでサッと拭き、撤収作業に入った。
朝8時、白谷山荘を出発。
もちろん今日もビリである。
くぐり杉をくぐる。

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美しい苔の世界がまだ続く。

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苔の沢。
ゴールが近いのが地図で確認できたので、わざと靴を沢にビチャッと漬けて靴も水浴びさせながら歩いた。

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登山道には、コースから外れないように一定の間隔でピンクのマーカーが枝に縛り付けてある。
このマーカーを見落として何度コースを外れたことか・・・。

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二代大杉
「参った・・・」

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原生林コースが終わり、革靴でも歩ける観光客むけの立派な木道へと変わっていった。
この数日間、山にこもっていただけなのに、この木道がすごく近代的な道に感じた。

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弥生杉(樹齢3000年)。
大きいのに変わりはないが、とても女性的な雰囲気がする美しいスタイルの屋久杉だ。

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樹皮もゴツゴツしてないで、とてもすべすべした美肌だったので思わず触ってしまった。

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最後の水場で顔を洗う。
屋久島の水はとても力強く、重く、冷たく、清らかで、旨かった。

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そして10時、とうとう白谷雲水峡のゴールに到着した。
案内所のオバさんにバス停を聞いていると、向こうからバスがきた。
「あれよ、あれに乗りなさい」と指さしながら言われたので走ってバス停に行きそのまま飛び乗った。

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山の風がキモチよさそうなので窓を開けたかったのだが、車内にはクーラーがきいていたので我慢した。(さらば自由よ)
宮之浦港入口のバス停で降り、まずは屋久島観光センターへ。
ここでゴミを捨て、重いザックを預かってもらった。(五百円也)

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そしてお待ちかねの儀式。
海の前の公園で
「プシュッ!」が海に響く。
言葉がない・・・。(感動)

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更に体がフルーツを求めていたので、氷結で
「プシュッ!」が港に響く。
言葉がない・・・。(感動)

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体内への給油が終ったところで、バスで屋久島空港へ行き4日ぶりの風呂へ。
場所は「まんてん」。

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ここでゆっくり食事をし、温泉につかり疲れを癒した。
温泉はとても広く、露天風呂もサウナもあり途中から貸切になって本当最高に気持ち良くて疲れも飛んでいった。
「極楽。生き返った。アーー。満点」のフレーズを何度も繰り返す。

そして、午後4時過ぎ、とうとう屋久島と別れの時が来た。
心の中で赤いテープを握りしめ、屋久島との別れを惜しんだ。

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午後7時過ぎ、鹿児島港に着くとなんとNさん夫婦が車で迎えにきてくれていた。(感謝)
その後、Nさんの娘さんのお店「舎那(しゃな)」へ行きみんなで食事をした。
店内は間接照明がほのかに照らされ、とても優しい気分になれる雰囲気をもっている。
食べ物も抜群に美味く、特に秋太郎(秋が旬のバショウカジキ)の刺身は身も大きく甘くてとろけた。
そして驚くなかれ、このグラスの中は三岳だ(ゾ)。
屋久島では飲めなかったが、やっとここで飲むことができた。

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そして店を出る時、娘さんの旦那さんでもある店の大将のマサさんが、なんと三岳の一升をさりげなく私に手渡してくれた。
屋久島で飲めなかっただけに、カンゲキだ。

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ありがとう、マサさん、Nさん、そしてカミさんと娘。
最後に、素晴しい旅をありがとう、屋久島。

今夜も三岳を呑んで
「旨い!」
が我が家に響く・・・。

< 乾 杯 >    (完)。

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2008年10月06日

屋久島縦走(4日目@)

前回からの続き)
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【9月22日(月)〜9月23日(火) 晴れ
白谷山荘
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無人小屋である白谷山荘に、今夜は私以外は誰もいない。
夜8時前、眠りにつこうとしたその時、
「ザクッ、ザクッ、ザクッ」
と足音が聞こえた。
真っ暗なハズのテント内で目を開けると光が動いているのが見えた。
人魂(だま)か?人魂にしては足音がはっきり聞こえてたなぁ?
でもこんな暗闇の中、山を歩く人がいるだろうか。
足音は一人分だ。
テントのジッパーを空け、恐る恐る外にでて見ると小屋の中から光が射しているのが見えた。
小屋の入り口を開けると、ヘッドライトを着けた30歳くらいの兄さんが疲れきった様子で座り込んでいた。
どうしたのか聞くと、今朝石塚小屋を出発したのだが、ここまでこんなに時間がかかるとは思っていなかったらしく、途中で日が暮れてしまったのだと言う。
あきらかにコース設定ミスで一歩間違えば遭難していただろう。
怖かったです。と何度も言っていたが無理もない。
私なんか日中でさえこの近辺では歩くコースを外していたのに、暗闇の中ヘッドライトの微かな明かりだけを頼りにコースを間違えずに歩き続けるというのは、余程土地感がある人でも困難だと思う。
まずは、オバケになってここへ来なくて良かったと言って、無事を祝い今夜は早く休むようにすすめた。
石塚小屋からだと体力的にも強靭だが、それよりも暗闇の中での恐怖と戦いながら歩き続けた精神的疲労は相当なもんだったと思う。
まぁ一安心したので、私も心置きなく眠りにつくことが出来た。

そして数分後。
「ザクッ、ザクッ、ザクッ」
とまたしても足音が聞こえた。
しばらくすると小屋の中から先ほどの兄さんと新たなオジサンの話声が聞こえてきた。
どうもこのオジサンも同じように暗闇の中を一人で下りてきたらしい。
とにかく無事な様子だったので、私は眠かったのでそのまま眠りについた。

そして深夜2時過ぎ、更に最後の恐怖体験が待っていた。

・・・・

これを書くと白谷山荘利用者が減ると困るのでこの場では書かないでおこうと思う。
どうしても知りたい方は直接私に聞いて下さい。(アシカラズ)

そして翌朝。
昨夜の出来事が嘘のように明るく元気な森の姿がそこにあった。

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さぁ、気を取り直してラストスパートだ。

< 続 く >

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2008年10月03日

屋久島縦走(3日目A)

前回からの続き)
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【9月22日(月) 晴れ
ウィルソン株(11:50) → 大株歩道入口(12:20) → 三代杉(13:30) → 楠川分れ(13:50) → 辻峠(15:00) → もののけの森(15:20) → 白谷山荘(15:35)
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ウィルソン株を出発してわずか10分後、翁杉と対面。
「参った・・・」

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登山道付近は沢が増え、地面も濡れた苔の世界が広がってきた。

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12時20分、大株歩道入口に到着。
ここから楠川分れまでトロッコ道が延々と続く。
ちょうどここが縄文杉コースの中継ポイントになるので休憩している方が多い。

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三代杉。
一代目(1200年)の倒木の上に二代目(1000年)が育ち、二代目の切株の上に三代目(350年)が育った。
それならばと、四代目の誕生を切に願ってきた。

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現役を引退したトロッコ列車。

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楠川分れに到着。
まっすぐトロッコ道を進むと1時間少々で荒川登山口に着く。
私は白谷雲水峡を目指すので左の山道に入った。

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ここから先は標高が下がるので楽だろうと思っていたのは大きな間違いだった。
長いアップダウンの連続で最後の最後で悲鳴を上げそうに。(実は上げた)

苔の森、苔の歩道を滑らないようにゆっくり歩く。

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照葉樹の眩しい緑と、土壌や木の周りについた緑の苔のコントラストは、とてつもなく美しい。
ジメジメした神秘的な世界が広がる。
森好きにはたまらない本当に素晴しい原生林である。
ここを見ずして屋久島は語れない(ゾ)。

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もののけの森。
暗くなるとあのこだまが現実に出てきてもおかしくない。

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良く雑誌に写真が載っているポイント。
宮崎駿監督の「もののけ姫」のモデルにもなった場所でもある。

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そして、本日の宿、白谷山荘(無人小屋)に15時半に到着した。
着いてまず最初にやった事は・・・
冷やす。

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小屋泊は誰もいないが、やはりテントが落ち着くので迷わずテントを張った。

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2日ぶりの
「プシュッ!」が森に響く。
言葉が出ない・・・。(感動)

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最後の晩餐はレトルト最強のカレー「銀座カリー」
「ウマッ!」が森に響く。
言葉が出ない・・・。(感動)

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トンボと

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ザトウムシと
(昆虫でもクモでもない、映画「千と千尋の神隠し」の釜爺(かまじい)のモデルとなった生き物)

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ヤクシカだけが今夜の友。

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しばらくすると50代くらいの男性が大きなザックを背負って小屋へやって来た。
ようやく小屋に泊まる人が来たと安心したのだがこの方はもう疲れたので下山すると言う。
なんと一日で淀川小屋からここまで歩いてきたという超健脚だ。(私は二日かけて来た)
しかもこれから下山するとなれば更に1時間ほど歩かなければならないのだ。
恐れいりました。
18時前、もう辺りは薄暗くなって下山する人の姿もなくなった。
結局、今晩の白谷山荘は私一人ぼっちのようだ。
夜7時半、最後のバーボンも飲みつくしたのでランタンの灯りを消し、早めの就寝とした。
今夜は静かだ。

のハズが・・・
この後、思わぬ驚きと恐怖のサプライズな出来事が2件も発生したのだった。(嗚呼)

< 続 く >

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2008年10月01日

屋久島縦走(3日目@)

前回からの続き)
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【9月22日(月) 晴れ
新高塚小屋(7:50) → 高塚小屋(8:50) → 縄文杉(9:50) → ウィルソン株(11:30)
===================================================================
この写真は夜ではない。
早朝5時である。

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足音で眠れぬ夜を過ごした為、今朝は諦めて早めに起きたのだ。
コーヒーを飲みながらラスクを食べていると、つい2度寝がしたくなったので、2杯目のコーヒーを入れた。
その後、6時半から撤収を開始して出発したのが7時50分だから、いかに朝の行動がゆっくりだったかわかる。
もちろん本日の新高塚小屋出発も昨日に引き続きビリだった。

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出発して約1時間で、どこかのテーマパークみたいに開けた空間にひっそりと建つ高塚小屋に到着。

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朝が早かったせいか既に小腹がすいてきたし、これから先は見所満載なのでちょっと時間的には早いがここで昼食をとることにした。
お待ちかね、とんこつ油ギトギトのマルタイ棒ラーメンである。

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いやぁ、この時ここで食べた棒ラーメンは最高に旨かった。(ブラ棒ー)
イイ匂いに誘われたのか、ヤクシカが直ぐにやって来た。
食べ終えたら、小屋のトイレで「ウーーン!」と身体を軽くして、いざ出発だ。

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高塚小屋から約10分後、人の声がザワザワ聞こえてきた。
そして見覚えのある木の階段を登っていくと・・・
ついに会えた。
縄文杉。

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とにかくデカイ。(樹齢約3000年、樹高25m、直径5.1m)
凄いパワーと存在感。

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アップで見ると顔に見えてくる。
ゴッホの絵画にも見えてくる。

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私も縄文杉と一緒に撮ってもらった。
題して”3044年の命”
当たり前だがやはり私は小さい・・・。

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屋久島に来てからずっと圧倒されっぱなしだったが、縄文杉はそれを超越してとても感動を覚えた。
階段を下り、水場で縄文杉の水をたっぷり飲んで、たっぷり汲んだ。
これで少しは長生きできるかな。

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大王杉、夫婦杉などの巨木地帯を歩く。

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苔の緑がだんだんと濃くなっていく。

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急に広い空間にでた。

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ウィルソン株だ。

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内部は畳10畳ほどの空洞で洞内には木魂神社が祀られ清水が沸いている。
こんな所で三岳に会えるとは・・・(ゴクッ)。

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そして、ウィルソン株の中から心をこめて撮影した。

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”屋久島より愛を込めて”
”Dear wife and daughter”

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posted by nori at 00:39| Comment(2) | TrackBack(0) | 山(屋久島)

2008年09月29日

屋久島縦走(2日目A)

前回からの続き)
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【9月21日(日) 晴れ/曇り
宮之浦岳(12:45) → 平石岩屋(13:40) → 新高塚小屋(15:10)
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宮之浦岳山頂で20分程雲が開けるのを待ったのだが、残念ながらスカッと開けることはなかったので今回は諦めて先を急ぐことにした。
しばらくは足場が見えにくいヤクザサ帯を注意しながら歩く。
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雄大な永田岳(左)とネマチ(右)を望む
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平石展望台の岩屋で極上の小休止。(あー、このまま寝ていたい)
今登ってきたばかりの宮之浦岳を正面に望む。
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強風で風の吹く方に向かって素直に成長した樹木。
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ヤクザ(ル)にガンを飛ばされる。
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緑の森で優雅に舞う黄金色の鶴のようなヒメシャラ。
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そして15時10分ようやく本日の宿、新高塚小屋に到着。
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ウッドデッキ上には既に黄色いテントが1張り咲いていた。
私は小屋側の一番手前にテントを設営。
16時を過ぎると小屋泊の方々もウッドデッキ上でリラックスしながら食事を始めだした。
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このテン場は大雨が降っても床がウッドデッキだし、50cm程の高床なので安心である。
水場へ行くとちょっとメタボな兄さんが上半身裸になりタオルで汗を拭っていた。
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気持ち良さそうだったので私も上半身脱いで参戦することにした。
タオルに屋久島の天然水をつけ上半身を拭っただけだが、全身汗びっちょりの身体にはとても気持ちがイイ。
これだけですっきりするのであれば昨日もやっておけば良かったなぁ。
この兄さんは大阪から一人できていて、昨晩はなんと私と同じ淀川小屋に泊っていたらしくあの凄まじいイビキのせいで3時間しか眠れなかったという。
今晩はどうなることやらと、本気で泣きそうな顔をして心配していたのが印象的だった。

テント場に戻り夕飯の準備を開始した。
今日も極上のリビングが完成。
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食事をしようとすると早速ヤクシカがやってきた。
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ヤクシカを真正面に見ながら食事をする。
なんと贅沢な時間。
つい頬がゆるんでしまう。
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今度は私のテントの裏側の階段に20歳くらいの若い女性が一人でやって来て、ガスバーナーで湯を沸かしカップラーメンを作り始めた。
しばらく後、その女性が席を立って居なくなると、どこからともなくまたヤクシカが現れた。
ヤクシカはゆっくりと警戒しながらカップラーメンの方へ近づいてくる。
私が優しく(?)追い払うとヤクシカはサッと逃げていった。
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カップラーメンの主(女性)が戻ってきたので、ヤクシカにラーメンを食べられそうだった旨を伝えると、
「マジッすかー?。でももう食べた後なんで空っすヨー」
と何とも場違いな黄色い返事が返ってきた。
こんな中洲から飛び出てきたような女性も一人で屋久島の山へくるんだなぁと妙に考えてしまった。
いつの間にか周りはすっかり暗くなりトイレに行こうと立ち上がると、なんとテントが増えていた。
(ウッドデッキ上に4張り、トイレの近くに2張り)
話は変わるが、昨日屋久島ネタのブログを検索していたら私の隣に張っていたMSRのテント主さんのサイトへ偶然辿りついた。(世間は狭い)
その後も静かにバーボンをちびりちびり飲み、8時にはランタンの灯りを消した。
就寝・・・。

そして深夜。
「ザクッ、ザクッ、ザクッ」
小屋泊の人がトイレに歩いている音で目覚めた。
テントを張っているこのウッドデッキは、トイレへの通り道でもある。
その度に
「ザクッ、ザクッ、ザクッ」
と、重たい登山靴の音と振動が嫌でもウッドデッキを通して伝わってくる。
今日の小屋泊も超満員(40〜50人)でトイレに起きる人は後を絶たない。
やっとトイレが落ち着いて眠れそうだと思っていたら、今度は早朝出発の人が、
「ザクッ、ザクッ、ザクッ」

嗚呼・・・。
昨日に引き続き、屋久島の夜はニギヤカだった。

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posted by nori at 23:27| Comment(2) | TrackBack(0) | 山(屋久島)

2008年09月28日

屋久島縦走(2日目@)

前回からの続き)===================================================================
【9月21日(日) 晴れ/曇り
淀川小屋(7:30) → 花之江河(8:45) → 黒味分れ(10:07) → 栗生岳(12:15) → 宮之浦岳(12:30) ===================================================================
朝6時前起床。
あまり寝た気はしないのだが清々しい気分でサッと起きれた。
昨晩は小屋から響いてきた凄まじいイビキで深夜2時頃目が覚めた。
その後も何度か寝たり起きたりを繰り返したが朝方はなんとか眠りにつくことが出来た。
起きてすぐ、小屋泊の方に話を聞くと22時以降は全く眠れず、夜が明けないうちから出発した人が多数いたとのこと。
そんなイビキ騒音の一幕があったせいか、出発がみなさんとても早く結局出発は私が一番最後。
まぁいい、ゆっくり朝食をとり昼飯のおにぎりを作っているとゾロゾロと淀川登山口から登ってきた登山客が小休止にやってきた。
コーヒーを飲み、テントをたたみ出発したのは7時半。
出発して直ぐ、巨木、珍木の連続に今日も「参った、参った」の連呼が始まった。

作品#1「苦杉(くるしすぎ)」
20080927_1.jpg

作品#2「強杉(つよすぎ)」
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1時間少々で美しい花之江河湿原に着いた。
ここでザックを下ろし約20分小休止をした。

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美しいヤクシカ。
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美しいカエル。(!?)
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出発し木道を道なりに進むと険しく水びたしの細い登山道となった。
歩き始めて20分程たったころ、少し不安を覚えた。
人気がないし足跡が少ないので念のためにと思い、地図とコンパスで現在地を確認した。
ん?方角が違う!
どうも私だけ湯泊方面に進んでいたようだ。
慌ててUターンしてまた同じ花之江河に戻った。
プロトレックのコンパスがここで初めて役に立った。
往復40分のタイムロスは大きかったので、少し歩調を速めて宮之浦岳を目指した。
定番のロープがいよいよ登場。
(傾斜は45度位で、岩肌がザラザラして滑りにくいのであまり危険はない)
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石の家で雨ヤドリ(のつもり)
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しばらくすると風も強くなり山の景色も一変してきた。
ヤクザサの山肌の中に白骨化した杉枯存木とヤクシマシャクナゲ(右端)。
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立ち止まって自然が創り出した巨岩・奇岩のオブジェを楽しんだ。
屋久島産モアイ像(?)
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花崗岩の険しく急勾配のアップダウンの連続は、結構ハードだったがようやく宮之浦岳の頂がはっきりと見えてきた。

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12時30分ようやく九州最高峰宮之浦岳山頂へ到達した。
あいにく少しガスっているが、風がとても気持ちイイ。
屋久島に着いてからずっとポイントポイントで再開している仲慎ましい親子。

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さぁ第一関門は突破した。
今日は次の小屋へ行ってのんびり過ごし、今晩こそはゆっくり静かに寝よう。
のハズが・・・(トホホ)

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posted by nori at 14:38| Comment(2) | TrackBack(0) | 山(屋久島)

2008年09月26日

屋久島縦走(1日目)

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【9月20日(土) 曇り/晴れ
安房港(13:00) → 紀元杉バス停(14:30) → 淀川登山口(14:55) → 淀川小屋(15:50)
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9月20日早朝5時半、カミさんと娘に見送られる中、パンパンに膨らんだトリコニを背負い電車に乗り込んで一路屋久島を目指した。
定刻どおりに新幹線と高速艇トッピーを乗り継ぎ午後12時過ぎ、ようやく洋上のアルプス”屋久島”が見えてきた。
しかし、山々は灰色の雨雲に覆われており、山頂付近は全く姿が見えない。

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初日から雨かな・・・と少し肩を落とす。
13時安房港に到着。
紀元杉行きのバスの乗り継ぎ迄あと20分位しかない。
急いでトッピー乗り場内の売店で三岳(焼酎)を探すものの酒類は一切置いていなかった。
重いザックをバス停に置いて近所に店がないか探しにいくと港前の本通り正面に大きなスーパーがあった。
店内の入り口付近にはビールの箱が山積みされていたのでこれは期待できそうだ。
店員さんに三岳があるか訊ねると夕方に6本入りますとの事。
という事は今はない?
そう、三岳の姿はどこにもなかったのである。
これじゃ三岳で”乾杯”の予定が”完敗”だ。(嗚呼)
仕方がないのでとりあえずビールを2缶だけ買って店を出てバス停に戻った。
バス停には見覚えのある男性2人が煙草を吸いながらバスを待っていた。
はて?どこかで会ったかなと考えていたら、鹿児島中央駅から乗ったバスからずっと一緒の2人だった。
話を聞くとこの2人もこれから私と同じ淀川小屋まで行くのだという。
バスは定刻どおりに来て屋久島の山道へ入りどんどん高度を上げていった。
途中でヤクザル数匹を発見したが、車など一切気にしないで、堂々とヤクザの様に道の端っこでくつろいでいた。
14時半に終点の紀元杉へ到着。
幸い雨は降らず、曇ったり晴れたりの慌ただしい雲の動きがいかにも屋久島的だった。
約10名の登山客がバスを降り、淀川登山口を目指して舗装された林道を歩き始めた。

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約20分で淀川登山口に到着。

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ここで登山届とトイレを済ませ、いよいよ入山だ。
山道に入ってすぐ、巨木の多さに度肝を抜かれた。

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もうこの時点から「参った、参った」が口癖となった。
約50分で淀川小屋に到着。
今日は軽いウォーミングアップといったところだ。

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もう既に5人くらいが小屋に到着していたがテントは1張もなかったので、一番寝心地のよさそうな場所を探し、結局右奥に設営した。
水は目の前の沢で汲む。
とても綺麗な水だ。
水を汲み、ビールを川の冷たい水に漬けてしばらく冷やしておいた。

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程良く冷えた頃、ビールを取りに行き本日最初のプシュッ。(あーー)
食後、小屋の周辺を散策していると何とも美しい川が。
小さな鉄橋が架かる淀川だ。

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17時前になると、みんなそれぞれのペースで早い食事を楽しんでいた。
私を含めソロで来ている男性はもちろん多かったが、なんとソロで来ている若い女性も2人位いた。(逞しい)

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驚いた事に、薄暗くなるまで続々と小屋を利用する登山客が訪ねてきて、結局小屋は超満員となってしまった。
テントで良かったなぁ、としみじみ思った。
夜7時になるともう辺りは真っ暗闇となった。
バーボンがすすむが量が限られているので8時でお開きとした。
今回はクレイジークリークの座椅子を持ってきたのは正解で、前室で食事をする時や本や地図を見る時などこれに座るととてもくつろげた。
目の前は苔の森が広がり、天を仰げば満点の星と月。

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蚊はいないし、暑くもなく寒くもなく風もない快適で静かな・・・。
ハズが小屋の方から何やら携帯のバイブのような連続音が!?
「Zuuuーーー、Guuuーーー、Goooーーー」
どうやら恐れていたイビキ合戦がもう始まったようだ。
小屋泊の方々、眠れぬ夜となりませんよう心よりお祈り申し上げます。(ハイ)
では、おやすみなさい・・・
ジーーーーー(テントのチャックを閉める音)

そして深夜2時、なんと私も犠牲者の一人となってしまった。
小屋からのイビキがパワーアップし、テント内まで地響きの様に響いてくるのだ。
嗚呼・・・。

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屋久島の1日目は空も小屋もとてもニギヤカな夜だった。

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posted by nori at 00:34| Comment(4) | TrackBack(0) | 山(屋久島)

2008年09月24日

参った屋久島

今日屋久島から帰ってきた。
天気にも恵まれたお蔭で、ほぼ予定どおり紀元杉〜白谷雲水峡までの山中3泊(全テント泊)に及ぶ屋久島縦走を終えることが出来た。
今は程好い筋肉痛と唇の荒れは残っているものの、怪我もなく無事に完歩できたのは本当に幸いだった。
とにかく、屋久島というところはいろんな表情を持っていて、とても一言では言い表せない。
縄文杉ももちろん凄かったが、縄文杉だけが屋久島の顔ではないのだ。
脇役がもの凄くたくさんいて私の場合、歩きながら
「いやぁ、参った、参った」
と、ナニに参ったか良くわからないのだが、とにかく参ったの連続であった。
写真は花乃江河湿原にて水を飲んでいるヤクシカ。
こんな感じで絵に描いたような美しい風景がいきなり目の前にドーンと現れるのだ。

20080924_1.jpg

それともう一つ、重装備で長時間アップダウンの険しい山道、岩場、沢などを歩くので結構ハードだったが、見所満載なのですれ違う登山者たちの楽しそうな表情がとても印象的だった。
詳細のレポは後日少しずつUPしていこうと思う。
最後に、世界遺産”屋久島”ブラボー!!
(私遺産の第一号にも登録した)


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posted by nori at 23:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 山(屋久島)