logo.jpg
   川の流れのように、ゆったり、のんびり、ほっとするような内容を綴っていこう。

2018年03月24日

アン・サリーに酔う

春分の日の櫻井神社。
「さくらいとしまつり」

20180321_2.jpg

今回は楽しみにしていたイベントがある。
アン・サリーLIVE。

20180321_1.jpg

連日冷えこみが続き桜もまだ蕾状態で更に雨の中、たくさんの観客が傘をさしながら神楽殿で歌うアン・サリー・ワールドに酔いしれた。

20180321_3.jpg

落ち着いた雰囲気の中、
素晴らしいギターの伴奏と、
雨音と鳥の鳴き声が被さり、
実に趣のあるライブだった。

20180321_4.jpg

アン・サリーの好きな曲は、
I wish you love」、「Smile
そして、極めつけは、
満月の夕(ゆうべ)

今回のライブでは曲紹介で冗談かと思った「銀河鉄道999」をまじめに普段どおりのクリスタルボイスで熱唱した。
いやぁ、現役の医者であり、2児の母でもあるアン・サリーは実に奥が深い。
何より自然体で気さくなところがイイ。

今後の活動が実に楽しみなアーティスト、
アン・サリーには益々酔わされそうだ・・。


 Pleaseクリック
posted by nori at 16:11| Comment(0) | TrackBack(0) | JAZZ

2013年05月14日

キース・ジャレット・トリオ in 大阪フェスティバルホール(2013/5/12)

待ちに待ったこの日。
このトリオでは最後の日本公演。
これまでに日本各地で7回程このトリオの演奏を聴いたが、いつも新鮮な感動とパワーをもらってきた。
しかし、今回は最後という事で、こんな日は来て欲しくないナと思う複雑な気持ちもあった。

20130513_1.jpg

それでも気持は高揚し、イッキに大阪まで飛んだ。

20130513_2.jpg

しかもプロペラ機で・・。(ワイルドだろ)

そしてもうひとつの楽しみ。
4月にリニューアルしたばかりのフェスティバルホール。

20130513_3.jpg

エントランスは普通だが、中に一歩踏み入れると・・・。

20130513_4.jpg

このレッドカーペットの階段を上って、

引き続き長いトンネルのような薄暗い空間をエスカレータでウキウキしながらゆっくり上がりきると、

20130513_5.jpg

天井の高い何とも高貴な感じのホール入口の空間へ。
そしていよいよホール内へ。

20130513_6.jpg

天井が高く広々とした空間には2700人が収容可能で、席も窮屈感がなくとても良かった。
壁には全ての客席に反射音をうまく届ける為に工夫された凹凸が施されている。
縦横各1メートル、高さ45センチメートルで、形は10種類。
計811個の凹凸に次々と音が反射し、全ての席に0.1秒以内にまんべんなく音が届く仕組みだ。

さて演奏の方だが、19時に開演し、途中休憩20分を挟んで21時半までの全13曲の熱演。
年齢を感じさせないパワフルで神がかりな演奏の連続だった。
前回、神戸でのトリオはちょっとパワー不足感があったのだが、今回は逆にパワーアップしていて、ゲイリーの骨太なベース、ジャックの多彩で色彩豊かなドラミングが健在だった。

しかし今回はマナーの悪い客が何人かいて、非常に残念であり怒りを覚えた。
キースが静かに演奏を始め、メロディーラインから曲が浮かびあがってくるといきなり意味のない大きな拍手をする。
また曲の終盤では、最後の一音を発していないのに早々と拍手をするといった具合だった。
そしてついに2ndセットの1曲目、キースがソロでイントロを弾き始めてすぐ、また邪魔な拍手が起こりキースが演奏を途中でピタリと止めてしまった・・。

一瞬静寂が走り緊張でホール内の空気が固まったが、そこはキースの方が大人、というかウワテ。
「wow!? How do you know what song is?」
とお茶らけてみせ場内を和ませてくれた。

<1st>
1. All Of You
2. Django
3. The Bitter End
4. The Old Country
5. Straight No Chaser

<2nd>
1. Last Night When We Were Young
2. Conception
3. I Thought About You
4. One For Majid
5. I Fall In Love Too Easily

<Encore>
1. Bye Bye Blackbird
2. Answer Me, My Love
3. Things Ain't What They Used To Be

全体的にマイルス所縁の曲が多い印象だったが緩急自在の選曲が良かった。
ソロの掛け合いも息がピッタリでもう完璧で聴いていてすごく気持ち良かったなぁ。
また、キースのイントロとエンディングのソロの美しさはもう特許でもギネスでも上げたくなる位に独創的な美の極めだった。
特にI Fall In Love Too Easilyのラストは思わずメガネが曇った・・。

圧巻はアンコール・ラストのThings Ain't What They Used To Be。
邦題は「昔は良かったね」だが、昔だけでなく「昔も今も良かったね」的な感じで、締めにふさわしくノリのいいブルージーな最高の演奏だった。

キースが中腰になり唸り、
客が拍手と口笛で呼応し、
最後は「ワンモア」の声に応え、
客と一体感で大きな間を最後にエンディングを迎えた。

そして、客席はみんな立ち上がり感謝の意を込めて割れんばかりの凄まじい拍手を3人に贈り、
それに応えた3人は、並んで合掌し深々と手を垂れて最後のお別れ(お辞儀)をした。

20130513_7.jpg

いやぁ、今夜のトリオは私がこれまで見たライブパフォーマンスの中で間違いなくナンバー1だった。
最高を最後に見せてくれた3人。
キース、ゲイリー、ジャックに心から
「ありがとう」と言いたい。(拍手)

このトリオは昔も今も最高だ。

そして時代を超えて今後、未来で聴いてもきっと
「いやぁ、やっぱり最高だなぁ・・」
と唸らされるに違いない。


 Pleaseクリック
posted by nori at 23:30| Comment(4) | TrackBack(0) | JAZZ

2013年01月20日

風のようなLucy Rose

先週福岡に初雪が降った。

20130120_0.jpg

裏山(二丈岳)もイイ感じで雪化粧をまとった。

20130120_1.jpg

その初雪の日に、迂闊にもインフルエンザ(A型)にかかってしまった。
2日間も仕事に穴を開けてしまったが、熱が出て頭がフラフラするので仕方ない。
しかも娘も同じ日に感染してしまったのだ・・。
感染して3日目には普通に生活できるようになったので、音楽で治療を・・。

20130120_2.jpg
Lucy Rose / Like I Used To

1989年生まれの英国のシンガーソングライター「ルーシー・ローズ」。
ささやき呟くような透明感のある歌声が、インフルエンザを見事に治癒してくれた。
アルバムは、風のようなサウンドながら静と動のメリハリを効かせドラマチックな展開で飽きさせない。

20130120_3.jpg

彼女の動画はこちらから。(→Shiver
いやぁ、不思議と引き込まれてしまうなぁ。
ギター一本、アコースティックだけのアルバムを是非聴いてみたいと切に願う。

さて、ルーシーの歌声で体も元気になってきたので今度はプチ・リハビリを。

20130120_4.jpg

まずは近所の小川に沿って歩き、

20130120_5.jpg

二丈岳登山口から、

20130120_6.jpg

林道までちょこっと登り、

20130120_7.jpg

西日本短大キャンパス内を散策して海側に。

20130120_8.jpg

深江のビーチで、ルーシー・ローズのような風を感じて歩いていたら、上空をトンビが優雅にはばたいていた。

20130120_9.jpg

良し、私も明日から休んだ穴を埋めるべくはばたこう。

と、思ったが。
いやぁ、2日間の穴は気が重いなぁ。

しばらくの間、ルーシーに頼ろうと思う・・・。


PS).風のようなルーシーの歌をもう一曲。(→The Fire

 Pleaseクリック
posted by nori at 23:15| Comment(0) | TrackBack(0) | JAZZ

2012年11月25日

情熱のピアニズム

今日は、大好きなジャズ・ピアニスト「ミシェル・ペトルチアーニ」のドキュメンタリー映画を観に行ってきた。
公式HPはこちら→「情熱のピアニズム」
20121125_1.jpg

1962年、ミシェルは骨がバラバラに折れた状態でフランスに生まれた。
その為、成人になっても身長は1メートル。
しかし、神は彼に2つの才を与えた。
ひとつは音楽の才。
もうひとつは・・・。(映画で)
骨はもろくピアノを弾きながら何度も腕などを骨折した。
何故か・・・。
全身でプレイするミシェルのあのピアノのタッチを見ればわかる。

20年程前にミシェルのサウンドをCDで聴いた時は本当衝撃的だった。
こんなにタッチが強くて、生き生きしてドライブ感があり、クリアで繊細で、スピリチュアルでメロディアスで、表現力豊かなピアノは聴いたことがなかった。
今、家にあるミシェルのアルバムを掘り出してみた。

20121125_2.jpg

そんな大好きなミシェルの音楽を体感したくて今から14年前、ようやくコンサート(1999年2月8日、パルテノン多摩)のチケットを手に入れた。
しかし・・

コンサート開催の前月、1999年1月にミシェルは36年の短い生涯を終えた。
残念ながら生のミシェルのサウンドは体感できなかったが、改めて今、これらのCDを聴いても新鮮で生命感が溢れんばかりの音楽が突き刺さってきた。
中でも好きな曲がミシェル作の「Home」。
1997年11月、ブルーノート東京で録音された「ライヴ・アット・ブルーノート東京」に収録された「Home」がベスト。
ミシェルのやさしさ溢れる抒情的なメロディは様々なストーリー性があり、泣けるなぁ・・。

20121125_3.jpg

映画館内には粋なミシェルのクリスマスツリーが。
こんなところにもミシェルのスピリットが・・・。

そう、人生はすばらしい!

ありがとう、ミシェル。


 Pleaseクリック
posted by nori at 22:44| Comment(0) | TrackBack(0) | JAZZ

2010年09月30日

キースに酔う in 神戸

待ちにまったこの日がきた。
2010年9月26日、朝7時に自宅を出発し一路、車で神戸を目指した。

Keith Jarrett Trio(キース・ジャレット・トリオ)
このトリオのコンサートに行くのは東京公演以来3年ぶりだ。

20100930_1.jpg

高速で途中5回程休憩し、神戸に着いたのは15時。

20100930_2.jpg

ロングドライブの疲れをとる為、開場の18時まで車の中で仮眠をとった。

20100930_3.jpg

今回の会場「神戸国際会館こくさいホール」は初めてだったが、3階席まであるオペラホールみたいな天井の高いなかなかいいホールだった。

20100930_4.jpg

さて、コンサートだが立ち見がでる程の超満員だった。
19時過ぎ、ゆっくりとトリオの3人が登場しそれぞれの持ち場に向かいいよいよ始まるゾ、という緊張が最高潮に達した時、観客席から
「アイ・ラヴ・ユー キース!!」
の声が・・・。(おいおい、ガイジンさん)
携帯音はもちろん咳払いの音にも過敏で神経質なキースがどう反応するか心配だったが、キースも苦笑いをしながら
「ウェディング?」
とウィットに富んだ言葉で返し、会場内は安堵の空気に包まれ、逆に和やかな雰囲気の中、キースのピアノソロから演奏はスタートした。

20100930_5.jpg

曲は全てスタンダードナンバーで演奏はミディアム〜スローテンポが中心だった。
中でも印象に残った3曲は、

--------------------------------------------------------------

<1st 4曲目>
The Way You Look Tonight

絶品のスローバラード。
中盤から曲調が変化し、ゆったりと流れる大河をカヌーで川下りしているようなとても気持ちの安らぐ演奏に、酒も飲んでいないのに酔ってしまった。(キース流にいうと覚醒!?)

--------------------------------------------------------------

<2st 3曲目>
Anser Me, My Love

個人的に今回最高だった演奏。
ナットキング・コールの歌(演奏)も温もりがあってイイが、キースの演奏は子守唄的で永遠に安らかに眠れそうで、とても幸せな気分になれる素晴らしいバラードだった。



--------------------------------------------------------------

<2st 4曲目>
Bye Bye Blackbird

長いベースソロ、ドラムソロ後の後半から、マイルス黄金の50年代クインテットを彷彿とさせる演奏に思わず身を乗り出した。(隣の客も)

ジャックのドラムはフィリー・ジョー・ジョーンズの様に小気味良く4ビートを刻み、
ゲイリーのベースは活き活きとウォーキングベースを奏で、
キースのピアノは高音域を少ない音数で粒揃いにスイングする。

結局この曲がアンコールを除く2ndステージの最後の曲となったが、トリオのメンバーもとてもリラックスしていて、このまま
「いつまでも演奏していたい」
と思っているかの様に映ったが、何故かどこか切なさを感じた。
無理もない、3人ともいい年齢に達してしまったのだから。(キース:65歳、ゲイリー:74歳、ジャック:68歳)

--------------------------------------------------------------

最後に、今日このコンサートに来た人は皆同じ思いを持ったことだろう。
このトリオの演奏を

「いつまでも聴いていたい」

Forever Keith, Gary, Jack



 Pleaseクリック

posted by nori at 22:33| Comment(2) | TrackBack(0) | JAZZ