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   川の流れのように、ゆったり、のんびり、ほっとするような内容を綴っていこう。

2008年05月18日

海色の蝶

今日は約1年ぶりにカヤックでのキス釣りに行った。
場所はうちから徒歩10分の深江海岸。

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以前バス釣りで使用していたロッドフォルダーをカヤックに取り付け万全の体制でカヤックを海の中へ進水しようとした時、あれ?
何か足りない。
何と忘れ物は、パドルだった。(阿呆)
カヤックはパドルがないとコントロール出来ない。
それよりも前に進まないのは非常に困るので、仕方ない、カヤックはそのまま置いてパドルを取りに帰ることにした。
結局釣り開始は10時半からとなった。

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それから約1時間半、ビールを飲みながら、のんびりプカプカ浮きながら釣りをした結果は・・・。

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どんまい、どんまい。
自然保護の一環さ、こんな日もあるさ、と思いながらビールをあおる。(負け惜しみ丸出し)
潮も今が引き潮のピーク。
ならば引き際も大事だとこじつけて今日の釣りは終了とした。

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しばらくこんな調子で海を見ていると、何処からともなく海色の蝶(アオスジアゲハ)がヒラヒラと飛んできた。

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あまりにも海とマッチした美しい模様の蝶だったので、写真を撮ろうと接近すると不思議と逃げない。
最終的には20cmくらいまで近づいてズームなしで撮ったのがこの写真。

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目が大きくて中々の美人だ。
どうもこの蝶は海を見に来たようで、海の方をじっーと見たまま動かなかった。

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何かワケありの予感のする不思議な蝶だったが、そういえば先日も九重で森の妖精が蝶になって私を出迎えてくれた。
ということはその流れからいくとこの蝶は海の妖精ということだ。
何か最近はやけに蝶に縁があるなぁ。
まぁ私も釣れなくて少しへこんでいたから、ここはワケありもの同士でしばらく海を見ていた。
しばらくじーっと静かに見ていると、ふいに蝶が飛び立った。
飛び立った方向は海の反対側にある山(二丈岳)。

よしわかった、今度は山で会おう。


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2008年05月06日

処女航海

GW最終日の今日は快晴。
さぁどこで遊ぶか?
山はGW前半に九重で満喫してきたので、海に即決した。
向かった先は、糸島の芥屋海水浴場。
私がフォールディングカヤックを悪戦組み立てている最中、カミさんと娘はビーチでリラックスしていた。
家族がリラックスしている光景を見るのはとてもイイ。

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組み立て終え、ガス欠寸前の身体にビールを給油して、私だけ芥屋大門(けやおおと)に舵を進めた。
なんとなくパドリングがぎこちないと思ったら、今日が今年初漕ぎだったのだ。(遅っ)

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芥屋大門は玄界灘の荒波に60mの高さにそそり立っており、その先端は小岬角となり、そこに日本最大奥行90mの玄武岩洞となって玄界灘に突出している。
今日はその洞窟探検のつもりであったが、海上はうねりがあり私の腕ではとても不可能なので素直に引き返した。
家族を浜に待たせている身、これも勇気ある決断ということにしておこう。

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今日はまだ娘をカヤックに乗せるつもりはなかったのだが、波打ち際で遊んでいるうちに娘のテンションが上がってきて、乗りたいと言い出したので、それならばと喜んで乗せた。
一応ピースをしているが、もう片方の手は私の手をがっちり握り締めていた。

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自分でパドルを使って漕いでいるわけではないが、処女航海に違いはない。
娘にとっては海に浮かぶのが初めての経験だったのだから。
家に帰り、鹿児島のさわこちゃんに電話で
「かぬーのったよ」
と元気にカタっていたのがとても微笑ましかった。


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2007年12月26日

ユーコン川旅への道〜お笑い映像編

今回は、最近発売されたユーコン川旅のお勧め映像(お笑い系)の紹介を。

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闘う落語家・林家彦いちのトーク・ライブ映像(DVD)。

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彼がリバーカヤックの第一人者である野田知佑、「陰陽師」でおなじみの人気作家、夢枕獏と共にカナダのユーコン川を下った時の爆笑エピソードを、当時撮影した写真のスライド上映と共に喋り倒す。(スライドのみでユーコン川での動画は一切なし)

「林家彦いち 喋り倒し 野田知佑 夢枕獏とユーコンを下る」(発売日:2007/11/21)
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2003年8月後半、ユーコンの支流のビッグサーモン・リバーのクワイエット・レイクから2艇に2人ずつ乗りこみ(野田さん+彦いちさん、ポール+獏さん)10日間に及ぶ過酷な川旅がスタートした。
いきなり、スタート時のカヌーの写真を見て笑った。
旅の装備品(食料やテント等)が凄まじい量で、荷物は小奇麗なのだが積んだ状態が難民キャンプそのもので人が座るスペースがあるのやら。

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そして荷物を満載したカナディアンカヌーがいかにも重たげに深い喫水線を保ちながらゆっくりと進みながら旅は始まる。

内容的には、非常におもしろく、落語に縁のなかった私も、垣根を越えて落語に興味を覚えてしまった。
落語家特有なのかは知らないが、話のスピードと間のあけ方とタイミングが絶妙で知らぬ間に一緒に見ていたカミさんと二人で高笑いしていた。

ただ一つ残念に思ったのが、危険(クマ)と笑いのギャップが埋まらない洒落にならないような内容が所々にあった点だ。
笑いを主にした作品なのであればクマのリアルな恐怖話はもう少し加減すべきなのではと感じた。
特に私も来年ユーコン行きを計画しているので笑うに笑えなかった所が何箇所かあった。

そうは言っても、野田さん、獏さん、現地ガイドのポールのそれぞれの絶妙な天然大ボケ話を聞いていると最終的には面白かったなぁー、と唸らされた。
最後に、野田さんの不思議なエピソードをひとつ。
自分の所持品一つ一つに、服を着たままペンで大きく「のだ」と名前を記していた(他人にも勧めていた)という行動は、几帳面というのか、ワイルドというのか?

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本で受ける野田さんからは、そんなマメなことをする人とは到底思えないし(すいません)、私もそんな事はしないのでこれは妙に気になった。
この映像を見た野田ファンは、今後所持品に大きく自分の名前をひらがなで書きはじめ、これがハヤっていくのであろうか?


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posted by nori at 00:47| Comment(4) | TrackBack(1) | カヌー

2007年09月17日

リハビリ万歳

今日は別メニューのリハビリをした。
今回は、カヌーでショートツーリングだ。
いつもの深江の海に10時半に到着、カヌー(Sea Payanca)を組み立ててテーブルや椅子をセットしていざ出船。
といきたいところだったがあまりの暑さで体が水分を要求してきたのでまずは給油(Beer)を。(リハビリ中なので極めて少量)

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給油後、30分程ビーチを散策していざ出船。
今回は深江から西方面へ福吉までの往復約7Kmを漕いだ。
天気もまずまず、波風も穏やかなグッドコンディション。
但し、水上バイクのエンジン音がうるさかった。
普通に海にいる時はあまり気にならないのだが、不思議とカヌーに乗っていると船や水上バイクのエンジン音が非常に耳障りになるものだ。

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綺麗なビーチに何度か上陸し、その都度ビーチを歩いてガラスの破片を拾った。

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(大入のビーチ)

人が入れそうにないビーチにはやはり結構落ちていた。
本日の収穫。
最近ビーチを歩く時に宝探しの様に探しながら拾っているガラスの破片。
これを娘へのおみやげにしているが結構たまってきたので何か作品にしようかと模索中だ。

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このガラスの破片は、どこかで割れた瞬間は鋭利だったのだが波に削られて、曇りガラスみたいな表情の丸い石の形になったものだ。
最近実施しているビーチでのウォーキングも、このガラスの破片を探しながら歩いていると苦にならず時間を忘れ夢中になるので結構楽しみながら歩ける。
歩く速度が遅くなるという欠点はあるが・・・。

しかし、山登りやビーチウォーキングやカヌーがリハビリでいいのだろうか。
私の場合リハビリと言いつつ単なる好きな遊びをやっているような?
まぁいいか、しばらくはこんな感じでリハビリにジャンジャン励もう。
リハビリ万歳!


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posted by nori at 01:12| Comment(2) | TrackBack(0) | カヌー

2007年07月30日

サンダンス

梅雨明け後の最初の週末。
今年の夏も鹿児島からNさんのお孫さんのさわこちゃん(小4)が遊びに来ていた。
という事で、早速昨年に引き続き一緒に海でカヌーをして遊ぶ(正=遊んでもらう)事に。
今回乗るカヌーは、我が家の2号艇「パーセプション製サンダンス9.5」というカヤック。
このカヤックは遊びを目的に作られた典型的なレクリエーショナルカヤックで、軽量、コンパクトで安定性があるので子供でも簡単に乗れる。
特筆すべきは、コックピットが非常に広いので座った状態でも膝を曲げられたり、足をコックピットの上に出してのびのびとビールを飲めたりとカヤックにしては非常に快適な生活を水の上で送ることが出来る。
子供を前に座らせて2人で乗ることも可能だ。(少々窮屈ではあるが)
このカヤックでの私の最近の遊び方は、糸島の穏やかな海に浮かべてのんびりとキス釣りをして楽しむことだ。

さて、今回のさわこちゃんとのカヌー遊びの場所は、うちから車で2分の深江の海。


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今日は日曜日ということもあり、海水浴客で海辺は大賑わいだ。

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さわこちゃんは今回でカヌーは2回目だったので今回は最初何も教えなかったが、自然にスーと乗っていった。
というか1回目の時も私はほとんど何も教えていなかった。
教えたのはパドルを持つ位置と、パドルの漕ぎ方だけ。
曲がり方とか止まり方は、自分で試行錯誤体験しながらいつのまにか身につけたようだ。
急停止はまだ出来ず、海水浴客にぶつかりそうになったことがあったが、元来スピードがでている訳ではないので問題なかった。
しかし、海水浴客が多い所ではきちんと教えるべきだろう。


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いつも感じる事だが子供と一緒に遊ぶと新鮮だ。
何かを身につける瞬間や、初めて目にした時の目の輝きを見ると特にそう思う。

そしてそんな風に、子供が目を輝かせてくれそうなものを今回、ついに海中で発見した。
それは太陽の光を浴びて鱗がキラキラ金色に輝く小魚の群れだった。
「ほら、見てごらん。小魚がたくさんいるぞ」(私)
「あっ、ほんとだ。きれいね」(さわこちゃん)

しばらく後、2人で海の中に座って貝を探そうと、海中の砂を掘り起こしていると何かがキラキラ光った。
もう一度掘り返してみるとまたキラキラ光った。
海中の砂を手ですくってよーく見てみると、砂金のような小さな金の粒子がたくさん混じっていた。
という事は・・・!?
さっきのは小魚ではなく、この金の粒子だったのだ。
(面目丸つぶれ)
正体がわかるとさわこちゃんはニヤッと笑い、それからというものこの金の粒子がキラキラ水面に見える度に

「見て、金魚がたくさんいるよ」(さわこちゃん)

と、少々皮肉っぽい笑みを浮かべるのだった。(これは可愛い皮肉)

子供だからと知ったかぶりはイカンな。
次回からは水中眼鏡は必須だ。


追記)しかし、あの金の粒子の正体は何なんだ?

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posted by nori at 12:27| Comment(0) | TrackBack(0) | カヌー

2007年06月26日

北米1800キロ カヤックの旅

昨日の西日本新聞にこんな記事が掲載されていた。

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北米1800キロ カヤックの旅へ
視力が低下する難病のサルコイドーシスを克服した大分県日田市鶴城町の堀内信也さん(40)が23日、米国・アラスカ州‐カナダ沿岸約1800キロを単独カヤックで渡る冒険に向けて出発した。
大学時代にカヤックを始めた堀内さんは1998年、針葉樹と氷河が美しい同ルートの旅に出たが悪天候で断念。
その後、サルコイドーシスを患ったものの食事療法などで回復。体を鍛え直し、建設作業のアルバイトなどで資金をためて再挑戦することにした。
堀内さんはカナダに到着後、食料などを準備し、7月上旬からカヤックで海に出る予定。
「気負いすぎず、成功させたい。支えてくれる地元の人のためにも帰ったら写真展を開きたい」と話している。
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病を克服し、夢を追い続け、幾多の困難を乗り越えて実行する。
いやぁ、素晴らしい!(拍手)
しかも堀内さんは既婚者との事。(奥さんも理解があって素晴しい)

そしてこの記事を読んで、少し考えさせられた。
冒険とは、一般的には常識からは外れた過酷で無謀な行為と思われている。
これはまさしくその通りで言い換えれば、非常識で非日常的で非生産的で非営利で・・・
と、非だらけなのだ。

しかし、本当はこれは逆なのでは?という疑問が湧いた。
純粋に人間として考えてみると、非と考えていた事が実は正だったりする。

冒険の成果は、すぐに表われない。
成功すれば、長い間、万人の心を揺さぶり続け形のない栄誉として記憶に刻まれる。

逆に正と思っていた事はすぐに成果が表れるが、直ぐに飽きて廃れ、忘れ去られる。

自分自身の記憶を辿ってみても、日常的なことはすぐに忘れてしまうが、非日常的な事をやりとげた経験は記憶の中にいつまでも残っている。
記憶に残るとはどういうことか?
答えは一目瞭然だろう。

人間、たまには非な事をするのも必要なのでは?
と改めて自分に問いかけた次第だ。

よし、久し振りにソロキャンプでも行こうかな。
たいした非ではないが・・・


最後に、堀内さんの旅が無事成功することをかげながら応援しています。
写真展も是非見てみたい。
頑張れ!



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posted by nori at 00:22| Comment(0) | TrackBack(0) | カヌー

2007年06月04日

フェザークラフト

昨日、サザンワークス主催の「フェザークラフト試乗会 in 糸島」に参加してきた。

ズラリと並んだフェザークラフト(Feathercraft)艇。
ファルトとは思えないバウ(船首)とスターン(船尾)のスリムで鋭角な曲線の美しさ。

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ファルト好きのカヤッカーにとってこれだけのフェザークラフト艇を間近で見れるだけでも満足なのに、艇の細かな説明や、組立のデモ、そしてどれでも好きな艇を自由に試乗できるという夢の体験コース付なのだ。(試乗は有料で2千円)

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Wisper(ウィスパー)を組み立てているところ。
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Javaを組み立てているところ。
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Java(インフレータブル・カヤック)にダブルアクションポンプ(押す引く両方で空気が入る)で空気を入れているところ。
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そして、駐車場脇の砂浜から、いざ出船(試乗)。
試乗可能な艇は
・K1 Expedition (K1 エクスペディション)
・Khatsalano (カサラノ)
・Wisper (ウィスパー)
・Kahuna Expedition (カフナ エクスペディション)
・Java (ジャバ)
(各艇の詳細はココ
なんと、シングル艇のほとんどが試乗可能。

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私は、K1 Expedition → Java → Kahuna Expedition → Wisper → Khatsalano
の順番で試乗した。

トータル的にはK1 Expeditionが一番私的には合っていると感じたが、どれも個性があり安定感は抜群である。(ボトムの形状による)
Javaはインフレータブル(空気でふくらませるタイプ)なのでカヤックより高い位置に座る為、安定性に欠けると思っていたが、なんのなんの。
これが不思議と安定しており、小回りも利くしスピードも出る。(体感的には私のパジャンカより速い)
車に例えるならK1がスポーツカーで、Javaはクロカン4駆。
釣りや、子供や犬を乗せて遊ぶにはガンガン楽しめそうだ。
Wisperは15kgと非常に軽量(片手で持てる)なので主に川旅目的で使用する人(私も)には非常に魅力的で購入意欲をそそられると思う。

今回の試乗を終え、大満足した反面、ひとつ虚(むな)しくなった事がひとつ。
私の愛艇「SEA PAYANCA(シー・パジャンカ)」は、フェザー艇と比較すると全てに於いて大人と子供くらいの差(体力的にも能力的にも)がある事が判明したのだ。
実際に乗ってみるとその差は愕然としていた。
価格も3倍くらい上だが、トータル的にはそれ以上、上回っていると思う。
乗っている時の安心感が全く違うのだ。(安定感・安全性・耐久性・・・)
想像していた以上に素晴しい艇である。

そして試乗会を終え、今一番欲しいものは?と聞かれたら

「Wisper (ウィスパー)の赤」

と迷わず答える。
んー、欲しいー・・・・


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2007年05月19日

四万十川カヌーソロツーリング2006 (6日目:かわらっこ〜帰路)

2006/5/4(木) 晴れ 気温:22.3 - 12.7℃

キャンパーの笑い声と鳥のさえずりで9時に目覚めた。
まずは100円玉だけ持って6日間の旅のアカを落としにシャワー室に行った。
100円を入れると勢いよく熱いシャワーが飛び出してきた。(目を覚ますにはこれが一番)
石鹸とシャンプーで泡だらけになった体と髪をシャワーで洗い流そうとしたら、プツッ・・。

お湯がいきなり止まった・・・。
まだ5分のうち2〜3分位しかたっていないハズなのに。
体も髪も泡だらけ。
追加のコインは手元にない。
シャワー室には私以外誰もいない。
泡が髪から垂れてきて目をちゃんと開けていられない。

仕方ないのでタオルでざっと拭いてシャワー室の入り口で顔だけ出して誰か通るのを待つ。
しばらくすると女性が通ったのでスタッフを呼んできてもらうよう頼むと、こちらを見向きもせず走ってスタッフを呼んできてくれた。
そしてスタッフから100円を貰い事なきを終えた。

テントをたたみ、荷物をダンボール箱に詰め込んで宅配の手続きをし、暑くなってきたのでビールと鮎の塩焼きを。(旨っ!)

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14時、かわらっこから中村駅までバスで移動。

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中村駅から特急南風号、通称「アンパンマン列車」に乗って高知へ。
娘が大好きなアンパンマンの列車に乗って帰る。
ん〜、娘へのいい土産話が出来た。

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高知駅に着いたがまだバスの時間まで3時間あるので、食事(=飲み)をする事に。
昨年行った「みさと」は残念ながら定休日だったので、別の店を探しに。
しかし、なかなかピンとくる店が見つからず、結局1時間近くブラブラしていた。
そして、赤暖簾の奥に薄明るい光が射している良さそうな小さな店を見つけた。
店の名は「かぞく亭」といい、いかにもアットホームで明るい雰囲気の店だろうと思って中に入ってみた。

しかし、店に入るとうつむいたオヤジが一人、客はなし、聞こえてくるのはテレビの音だけ。
失敗したー、と思ったがもう入ってしまったので一杯だけ飲んで出ようと思いカウンターに座った。

しかし、以外にも出てくる食べ物はなかなか美味い。
それにこのおやっさん以外と手際がいいようで、普段は座ってテレビをダラーッと見ているのだが、注文するとさっと腰を上げ包丁をタッタッタッタとやって
「ハイヨ!」
とさりげなく私に手渡す。

このテンポが気に入って更に注文する・・・
というのを繰り返しているうちに2人の会話はいつの間にか弾み、1杯どころか焼酎を5杯も飲んで最後には厨房にズケズケと入り込んでおやっさんと2人でセルフタイマーで写真まで撮ってしまった。
(私の満面のスマイルを生でお見せできないのが残念)

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なんとこのおやっさん、元ホテルの板長だったとか。
しかも飲んでいくうちに小松政夫に見えてきたから妙に親しみが沸いてきてしまった。
いやぁ、見かけによらないとはこの事か。
四万十川を下ったことを話したら、今度は是非娘さんと一緒に来てと言われたので
「もちろん」
と一発返事をした。
これでまた楽しみが増えた。
ありがとう、おやっさん。

今回の旅も、最後はいい店で楽しいひと時を過ごして幕を閉じた。

やはり、全てを自分の判断で自由に行動できる一人旅はいいもんだ。
そんな事を考えていると、妙に寅さんの映画が見たくなってきた。
さて、次なる旅は・・・

− 完 −


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2007年05月18日

四万十川カヌーソロツーリング2006 (5日目:かわらっこ〜赤鉄橋〜かわらっこ)

2006/5/3(水) 晴れ 気温:21.0 - 11.5℃

今日も快晴。
かわらっこのスタッフから河口付近は昼前から向かい風が強くなるから早く出発した方がいいと聞いていたのだがつい寝坊してしまい出発は10時になってしまった。

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10時30分、高瀬沈下橋が見えてきた。

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途中、川登大橋の下に2ハイのカヌーが岸にあげてあった。
近づいてみたが人影はない。
カヌーを見るとなんとそれは「Feathercraft(フェザークラフト)」(40〜60万円)。

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初めて生で見たフェザー艇(K1 Expedition)はやはり美しかった。
フォールディングカヤックとは思えないなめらかな曲線美。
それに非常に頑丈そうだ。
持ち主が居ないようなので記念にフェザー艇の写真だけ撮ってすぐに出発した。

11時30分、三里沈下橋を通過。

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12時20分、佐田沈下橋。
四万十川の架かる沈下橋の中で最も長く、川を下っていって最後の沈下橋となる。
河口の中村市に一番近いし遊覧船乗り場もあるため観光客が一番賑わう沈下橋である。

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時間がたつにつれ言われたとおり向かい風が強くなってきた。
周辺も山がなくなりだんだん平野部へと変わっていく。
もう明らかに中流の顔とは違い、人工物が嫌でも視界に飛び込んでくる。
広い河川敷では数組がオートキャンプをしており子供の歓声も聞こえてきた。
もう今回の川旅も終わりか、と思うと力が抜けてきた。

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13時30分、ゴールの赤鉄橋に到着。

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フーッ。

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まずは、ウエットスーツを脱いで普段着に着替え、腹が減ったので上陸してコンビニを探しに行った。
コンビニでおにぎりを買い、レジの明るいおばちゃんにかわらっこまでの交通手段がないか聞いてみるとバスはあるがもうこの時間は走っていないとのことだった。
仕方ないのでタクシーを呼ぼうとすると、呼んであげるわよ。
と言ってくれたので呼んでもらい、値段交渉までしてもらった。(ありがとう)
タクシーは15時に河川敷に来る。あと1時間も余裕がない。

急いでカヌーをバラしていると2ハイのカヌーがこちらへ向かってきた。
立ち上がって見てみると、さっき橋の下で見たフェザー艇だ。
上陸した2人は広島から来て、これから更に下って海まで出るという。
さっきの橋の下では、木陰で昼寝していて私が近づいてきたのも知っていたようだ。
食料が買える店を聞いてきたので、迷わずさっきのコンビニを紹介すると早速コンビニに行くというので「おばちゃんによろしく!」と伝言をお願いした。
さぁ、時間がない。
カヌーの船体布もフレームも半渇きだが仕方ない、そのまま収納し河川敷をカヌー袋を担いで3往復したら、タクシーが見えたので手を振って合図した。
タクシーの運ちゃんも車まで運ぶのを手伝ってくれた。

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タクシーに乗り、運ちゃんと話をしながら四万十川沿いを走った。
途中、佐田沈下橋を車で通った。(狭い)

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かわらっこに到着すると、テントサイトまで車で乗り入れてくれた。
そして約束どおりおばちゃんが交渉してくれた4千円を払い、運ちゃんにお礼を言った。
(シャイでまじめないい運ちゃんだった)

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さぁ、終わった。
今日はもう何もすることがない。

(役目を終え、青いザックに収納されたカヌー一式)
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まずは、コンビニで買ってきた白ワインを飲みながらランタンの明かりで本(ウーマン・アローン)を読み始めた。
これが結構おもしろくて結局最後まで読んでしまい、時計の針は20時半をさしていた。
上を見上げると月が。

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四万十川の夜とも、またしばらくはおさらばか、と思うと切なくなり月見酒でもう一杯・・・もう一杯・・もう一杯・・・。
結局、就寝は22時30分。


− 明日に続く −


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四万十川カヌーソロツーリング2006 (4日目:口屋内〜かわらっこ)

2006/5/2(火) 曇り 気温:25.7 - 14.8℃

10時30分、居心地の良かった口屋内を出発。
沈下橋をくぐり抜け、周辺を見渡すと上の方で誰かが手を振っている。
良ーく見ると、竹下商店のおばちゃんだった。
私も急いでパドルを置いて手を振り
「どうもーー、また来ますーー」
と言いながら見えなくなるまで、ゆっくりと流されながら手を振った。

そしてすぐ難関が。
口屋内の赤鉄橋を過ぎてすぐの中州は左側が走漕出来るコースなのだが、中州の入り口に立ち木がドデーンと立ちはだかっているのだ。
一旦カヌーから降りて通過出来そうか見てみたが、流れが速いし通れるコースが狭いので少しでも逸れると立ち木に吸い込まれそうなので、ここは岸沿いを歩いてカヌーをひっぱりながら通過した。(これも一応勇気の決断という事に・・・)

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その直後は私が好きな所で、底を擦りそうに浅いのだが、非常に流れが速くスーーッと低空飛行しているような錯覚を覚えるのだ。
流れが速いのであっという間に低空飛行は終わってしまうのだが、それがまたいいのだろう。

12時、勝間沈下橋を通過。
昨年はここでキャンプした。

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通過してすぐ、遊覧船が上流からこちらへ向かってきた。
すれ違い際、船頭さんが声をかけてきた。
どこから?どこまで行くと?
私がカヌーを止めて船頭さんと話をしているとなんと、遊覧船の観光客がバチッバチッと私の写真を撮り始めた。
カヌーのメッカ四万十川でも今やカヌーイストは珍しい存在なのだろうか。
手を振り笑顔で四万十川観光のお手伝いをしつつさらに下っていった。

そしてもう一箇所ザブンザブンな瀬を通り過ぎると、川を渡している鯉のぼりが目に入った。(12時30分)

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かわらっこが見えてきた。
今日は、ここでゆっくりしよう。


− 明日に続く −


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2007年05月17日

四万十川カヌーソロツーリング2006 (3日目:口屋内)

2006/5/1(月) 晴れ/曇り 気温:25.0 - 14.0℃

朝起きると一瞬変な錯覚をおぼえた。
ゴロタ石の川原にいるのに、高級ホテルのベッドで寝ているような感じがしたからだ。
これはエアーベッドが原因で、やはり多少は底石のゴツゴツ感を体で感じた方が良さそうだ。(今晩からエアーを少し抜こう)

さて今日は何をしようか。
まずは、沈下橋右側にある水場で顔を洗い、身を軽く(?)して近くを散策することに。

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昨晩、竹内商店のおばちゃんに村営風呂の鍵を貸してあげるからと言われていたので風呂に入ろうと思い竹内商店に行っておばちゃんから風呂の鍵と自転車を借りた。

(竹内商店。商品の販売はもうほとんどやっていない様だった)
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風呂は山の中腹あたりにあってとてもおばチャリで上れるような坂ではなかった為、結構いい汗をかいてしまった。
しかし目下に見る四万十川のなんと美しい事。
しばらく川を見ていたら上流から2ハイのカヌーが流れてきた。

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そしてようやく風呂に到着。
鍵を開けて中に入ると結構広く、人が住める設備がひととおり備わっていた。
早速、ボイラーを着けて湯を沸かす事に。(待つこと20分)


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ザ・入浴。

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風呂をあがり、風呂掃除をして部屋の窓を全開にしてしばらく横になって涼んだ。
帰りは下り坂を自転車で涼みながら下り、おばちゃんに鍵を返しに竹内商店に戻った。
店内には過去のビーパルなどアウトドア雑誌がたくさん並べてあった。
上の壁を見ると野田さんの色紙が飾ってあった。

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なんか豆腐が食べたくなり近くの店で豆腐を買ってきたはいいが、醤油がないのを思い出した。
おばちゃんに小さい醤油を置いて(売って)いないか聞くと、置いてないとのこと。
おばちゃんがあげるよ、言ってくれたのでペットボトルの中に少し分けて貰い、お礼にビールを買った。
しかしこのビールはおばちゃんチの自家用ビールだったようだ。
今晩はどでかい豆腐におばちゃんチの醤油をぶっかけた冷やっこと、おばちゃんチの自家用スーパードライを飲み、おばちゃんに始まりおばちゃんに終った一日であった。

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− 明日に続く −


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四万十川カヌーソロツーリング2006 (2日目:江川崎〜口屋内)

2006/4/30(日) 晴れ/曇り 気温:22.7 - 11.8℃

6時40分、うぐいすのもの凄い鳴き声で目が覚める。
テントを撤収し、全ての荷物をカヌーに積み込んで10時50分に出船。
予定どおり中州の右側を走漕。(快調)
四万十川はやはり美しいなぁと思いながら漕いでいると、黄色い2人乗りカヌーのフレッシュカップルと出会い、このカップルとは結局口屋内まで追いつき追い越しを繰り返した。(お邪魔虫だったかな)

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14時、岩間沈下橋到着。

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この辺の景色は何度来ても素晴らしい。
今度来た時はゆっくり風景写真を撮ろう。
少し上陸し、焚き火用の流木を拾ってすぐに出発した。

しばらくすると、見よ!、これぞ清流!
と声を大にして叫びたくなるような、静かで懐の大きい大河の様相を見せてくれる所がある。
最後の清流と言われる所以(ゆえん)がここを漕げば良ーくわかる。

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15時50分、遠くに口屋内沈下橋が見えてきた。
今晩はここにテントを張る。

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まずは、テント設営後、昨年と同じ「みやざき商店」に買出しに出かける。
GWだからか、何組かテントを張ったキャンパーがいる。
しかし私以外は全てオートキャンプだ。
カヌーツーリング人口も減少傾向か・・・。

ゴロタ石での快適なキャンプをする為に今回新たに持参した秘密兵器。
 その1〜エアーベッド(ロゴス製シングル)
 その2〜シュラフ(ドイター製プラスワン)
 その3〜イス(コールマン製子供用)

エアーベッドはもう絶対に手離せない。
1980円でこんなに安眠できるとは思わなかった。
シュラフはツーリング用にコンパクトで春秋も対応できる物を新調した。
エアーベッドとこのシュラフがあればもう怖いものなしという感じだ。
この2点のお陰で夜中に目が覚めることは一度もなかった。
それからイスがあると川原でもリラックスできてやはり楽だ。
このイスは娘用なので座高は低いが軽くてコンパクトなので持ち運びには適している。(充分座れる)
これらで荷物は少し増えるが、バッキングさえうまくやれば全く問題ない。

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今回はこれら秘密兵器のお陰で快適なキャンプとなった。
夜は焚き火で暖をとり焼酎を飲みながら、快適、快適と言いながら、23時にウトウトと就寝した。

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− 明日に続く −


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2007年05月16日

四万十川カヌーソロツーリング2006 (1日目:出発〜江川崎)

2006/4/29(土) 雨/曇り 気温:16.6 - 12.5℃

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< はじめに >
これから書く内容は一年前の最近の話である。
今年の春も四万十川に行くつもりであったが、どうしても外せないコンサートとぶつかってしまった為、泣く泣く四万十川行きは断念した。
その無念の気持ちを晴らすが為に、一昨年の春に訪れた四万十川旅を整理したものである。

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4月28日21:55 博多駅発、高速バスはりまや号乗車。
4月29日 7:10 高知駅着

高知はあいにくの雨模様だが、私の心は晴々している。
さぁ、半年ぶりの四万十川でこれから川下りだ。
今回は車中泊を含めると7泊8日(川泊5泊)と前回より少し長いので気持ち的にも余裕がある。
電車を乗り継いで、昼前には江川崎に到着。
雨も上がってきた。

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西土佐大橋の上からの四万十川。

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昨年は中州の左側のコースを通り苦い思いをした(浅すぎてずっとライニングダウンを)。
今回は絶対に右側を通ろうと思っていたので走漕コースの確認をした。
(左寄りに漕げば問題なさそうである)
今回も出発地点はカヌー館だ。

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カヌーとキャンプ道具、その他装備は全て宅配便でカヌー館に送っておいた。
今日は、ゆっくりとここでキャンプをする事にし、まずは食料の買出しに出かけた。
やはり土佐高知といえば鰹のタタキ。(旨っ)

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そしてテントを設営し、カヌーを組み立てたらあとはひたすら飲んで、川を見て、飲んで、川を見て、飲んで、川を見て・・・

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寝た。(21:00就寝)

− 明日に続く −


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2007年02月06日

初漕ぎで初沈

日曜日の朝目覚めて外を見た瞬間に体がうずいた。
天候:晴れ、気温:14℃、風:なし。
絶好のカヌー日和である。
今年はまだ初漕ぎもしていない。(遅)
という事で迷わず初漕ぎ出陣を決めた。
9時から準備を始めカヌー一式を車に詰め込んで、スタート地点の加布里港に10時30分到着。
早速カヌーを組み立てる。
その間、娘は海を見ながら「うみ(海)」を熱唱していた。
組み立て終え11時20分にカミさんと娘に見送られて離岸。

今日の漕行予定は初漕ぎということで軽めの設定とし、糸島半島から西へ10q程先の大入港を目指すことにした。
途中どこか適当な浜に上陸して休憩(昼飯)しながら3時間位かけてゆっくり景色を見ながら行こう。
出発直後は、波も風もなく鏡のような海面を当初の計画通りにゆっくりと進んでいた・・・。

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しかし最初の岬を通り過ぎると少しずつ状況が変わってきた。
波も風も出てきた。
そしてうねりと三角波の波頭のしぶきが風上から向かって来て船首が上下に持ち上げられ、スプレースカートを装着しているにも関わらず海水が少しずつ浸入してきた。
更に太陽の光が山に遮られ海面が一変して黒い悪魔のように見えてきた。

写真を撮る余裕なし。状況はご想像あれ

約30分程まじめに(?)漕ぎながら悪戦苦闘しつつ、一番遠くに見える岬の先端を見ると人影(釣人)が見えてきた。(ホッ)
その岬をなんとか通り過ぎて内陸側を見ると我が家のある深江の町が見えた。
遠くにはうちのマンションも霞んで見える。
そして内陸側に舵を進めると、状況は徐々に明に変わってきて静かな海の表情が戻ってきた。

時計を見ると12時20分。
腹も空いてきたので昼飯がてら深江海岸に上陸しようと深江観光ホテル前の砂浜にカヌーを進めた。
上陸地点が砂浜なのでサーフィンの様に、波に乗り勢いをつけて砂浜に船首から上陸(=座礁)した。
直ぐにコックピットから足を抜き、足が砂浜に着地し腰を上げようとしたその時、想定外の第2波が後ろから押し寄せてきた。

カヌーは横に持っていかれ敢え無く半沈。(もちろん初沈
そして腰から下はズブ濡れに。

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濡れたのでとりあえず火をおこそうと木を拾い集め、ライターを着火。
しかし、アクシデントはまだ続いた。
スボンのポケットに入れておいたライターは濡れてしまった為に火が着かないのである。
しばらくライターを日なたに放置して乾くのを待つ事にし、その間は近くを散策した。
浜から深江観光ホテルを過ぎて更に先へ進むと今年初詣に行った深江神社に着いた。
という事はこの浜はうちから歩いても15分くらいの近さのようだ。
カミさんに電話をすると、迎えに行くなら今がいいという事だったので今日の漕行はここ迄とした。

浜に戻りライターを着けてみると火が着いたので、火を焚いて数分の間だけ暖をとった。

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本日の漕行距離:約6q、漕行時間:約1時間と短い時間ではあったが楽あり・苦あり・沈ありの中身の濃い具沢山な初漕ぎとなった。

しかし翌日は筋肉痛がひどかった。(特に肩と腰→現在シップ中)
今年は体力強化はもちろんだが筋力強化も必須だ。
「シップは必要ない!」と胸を張ってカミさんに言える様に。

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【おまけ】
海の場合は、片付けも大変である。
塩抜き、砂取り。乾燥・・・。
やはり淡水で流れに身を任せられる川の良さをヒシヒシと感じた。
やっぱ川はいいなぁ。
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(西洋芝の上で船体布を乾燥中)
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2006年12月08日

身近になったユーコン

カナダとアラスカの荒野を跨ぐユーコン川をゆっくり釣りをしながらカヌーで下る。
遠く儚(はかな)い夢と思っていた。

ユーコン川は全長3200km、ユーコン準州をほぼ南北に縦断してベーリング海へ注ぐ大河である。
そしてユーコン川といえばリバーツーリング好きのカヌーイストにとっては生涯に一度は漕いでみたいと思う憧れの川だ。
先日このキーワードでネット検索していると面白そうな動画の番組が見つかった。
大泉洋がユーコン川160q(レイクラバージ北端〜リトルサーモン)をカナディアン・カヌーで下るという「水曜どうでしょう」という番組(無料視聴可)。
ユーコン川は大自然がそのままの形で残されている荒野で、もちろんクマも生息している。
スタート地点からカヌーを漕ぎ出したら途中には街も道路もないので引き返す事は出来ない。
従って生きのびるには交通手段のある地点まで自力でカヌーを漕いでいくしかない。
そんな過酷な原野をカヌーに乗るのも初めての2人が現地ツアーガイト(カヌー・ピープル)のサポートを受けながら下る5泊6日のドタバタ川旅。
釣りあり、アウトドア料理あり、最強蚊との戦いあり、いやぁ久しぶりにテレビを見て心底笑った。(深夜に)
アラスカならではの怖さを笑いに変えており、ユーコン川やカヌーに興味がない人でも充分楽しめると思う。
約22分の番組7話の構成であるが面白いので一挙に見てしまった。

これまではユーコン川の情報といえば野田さん(野田知佑:カヌーイスト/エッセイスト)の著書から主に吸収していたがエスキモーやネイティブインディアンなどが登場すると、やはり活字から得た印象ではとてつもなく遠い所に思えていたのである。
しかしこの番組で、動くユーコン川や、カヌー初心者が漕いでいる映像を見て、少しは身近に感じるようになった。

遠く儚い夢と思っているだけではいつまで経っても行動出来ず夢は夢のまま終わってしまう。
身近に思えた今がチャンス。
という事で2008年夏にユーコン川へ行くことを決意。
またひとつ、片思いの川に会える嬉しさと緊張感をしばらく体内に蓄積することが出来る。

ありがとうユーコン。

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よし仕事頑張ろう!


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2006年11月17日

四万十川カヌーソロツーリング2005 (4日目:勝間沈下橋〜かわらっこ〜帰路)

2005/11/17(木) 晴れ/曇り 気温:17.3 - 4.9℃

< 一年前の今日の07:00 >
起床。
ガスバーナーでお湯を沸かし、コーヒーを飲んで体を暖める。

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とその時、急にもようしてきた。
迷う暇もなく、トイレットペーパーをガシッと手に握り適当な場所がないか探しながら川原を小走りに彷徨う。
そして、奥の竹やぶの中に入り、今回初めての『野×ソ』。
なんともいえぬ開放感にウ〜〜ンとうなる・・・
しかも清流四万十川を目下に眺めながらの『野×ソ』とはなんと贅沢な。

体も軽くなり撤収していると次々とカヌーを満載した軽トラが川原に降りてきてあっという間に川原はカヌーだらけになった。
こりゃ大変だ、早く撤収してここを逃げ出さなければ。
そして撤収が終わろうとした時、「ほぅわぁん」とクラクションを鳴らしてバスがやって来た。
例の修学旅行の高校生だ。
大勢の高校生が続々と
「ワーワー、キャーキャー」
言いながら降りてきて、静かだった川原がいきなり原宿竹下通りに変わった。
そしてかわらっこのスタッフから簡単なレクチャーを受けて、直ぐにカヌーを川に浮かべると、今度は川がアメンボだらけになった。
今出発したら、アメンボに激突される恐れがあったので、出発のタイミングを計ることにした。
スタッフの「一旦上がって下さーい」の号令が聞こえたので、出発しようとカヌーを川に入れようとしたが、アメンボ達が酔っ払いみたいな予測不能な漕行をしながらこちらに向かってフラフラ、ヨレヨレと近寄ってきたので、手をかして岸に上げるのを手伝ってやった。

< 11:00 >
そして、全てのアメンボが岸に上がったのを機にいざ出船!
2〜3ヶ所の瀬を快調に漕行(3回底を擦ったが・・)。

< 11:40 >
かわらっこ前の川原に到着。

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川原からかわらっこの事務所(立派なオートキャンプ場)迄は、広い川原のごろた石を歩いて5分位だ。
早速宅配便のお願いをする。
川原からここ迄荷物を運ぶのに一輪車かリヤカーがないか聞くとないと言う。
カヌーとキャンプ道具一式を担いで徒歩で運ぶには3往復はする必要があるだろう。
しかも歩きにくいごろた石だ。
仕方ないか、と事務所を去ろうとした時、車で運んであげますよと言ってくれたのでありがたく甘える事に。
(この時の若いスタッフのお兄さん。ありがとう!)

川原に戻りカヌーをたたみ、布団圧縮袋に入れてきたダンボールを組み立て、中にキャンプ道具類を詰め込みガムテープでしっかりとめる。

そして撤収が終わろうとした時、また先ほどのアメンボ軍団が今度は
「ドヒャー、ギャー、ワオー」
などと言いながら川を下ってきた。
静かだった川が、あっという間に阪神優勝直後の道頓堀川に変わってしまった。

しばらくして、先ほどのお兄さんが軽トラで荷物を引き取りに来てくれた。
カヌーとダンボールとザックを軽トラに放り込んで、着払いで宅配便の手続きをする。
その後、キャンプ場内のコインシャワーを使わせてもらい、身も心もすっきりする。
ここ、かわらっこは四万十川の自然に似合わず施設も贅沢なキャンプ場だが、カヌーの発着拠点にするには我々ビギナーにとっては大変便利だ。

< 13:50 >
かわらっこからバスに乗車。
この路線バスはバス停に人間が立っていてもバスは止まってくれないらしい。
必ず手を上げてくださいと念を押されていたので、そのとおりに手を上げるとキィーと音をたてて急停車してバスが止まった。

< 14:30 >
中村駅に到着。

< 15:09 >
中村駅発 特急南風24号に乗車。

< 16:55 >
高知駅に到着。

帰りのバスまで3時間あるので、鰹の叩きが旨そうな店を探して繁華街を目指す。
感じのよさそうな座敷の静かな店に入り、生ビールと鰹の叩き定食を静かに食べた。
最高に旨い。

店を出たが、まだまだ時間があるので今度は軽く飲める店をと思い大衆向けの賑やかな店「酒処みさと」という店に入ってカウンターで焼酎お湯割り3杯飲んだ。

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店は老夫婦2人がテキパキと切り盛りしていて見ているだけでも気持ちが良かった。
こちらから「2人じゃ大変そうですね」と声をかけると、おかみさんがニコッと笑って
「いやぁ今日は特別ですよ。いつもは暇を持て余してるんですから」
と答えた。
その遠慮がちな答えと、照れ笑いが良かった。
もう体も充分温まり、いい時間になってきたので帰ろうとすると店のおかみさんが、
「旅にいらしたんですか?」と尋ねてきたので、
「はい、四万十川で川下りを」と答えると
「気をつけて、いい旅を。またいらして下さい」と言った。
ん?もう今回の旅は終わったんだけどなぁ。
でもまた必ず来るからその時の言葉として受け止めることにして
「どうもー。ご馳走様ー。」
とほろ酔い笑顔で答え店を出た。

さぁ、充分温ままった事だし、バスに乗って寝るか。
と颯爽(さっそう)とした気分で歩き始めたが、すぐに寒さで体が冷えてきた。

< 21:20 >
高知駅から高速バスはりまや号に乗車。
乗車後すぐ眠りにつく。


2005/11/18(金) 曇り 気温:13.5 - 7.1℃

< 07:10 >
博多駅に到着。

今まで抱いていた四万十川の3つイメージが今回の川旅を終えてどう変わったか?

@「清流」 〜 自然と調和した美しい川

現実と異なり、パッと見は綺麗な所でも生活廃水の匂いがしたり、洗剤などの泡が浮かんでいたり、目を覆いたくなる様な悲しい光景が所々にあった。
また、泡立っていない所をパドルを漕いで後ろを振り返ると、なんと漕いだ跡が泡立って泡がずっーと後ろの方まで飛行機雲みたいに残っているのだ。
このような川の姿を見るのは本当に心が痛んだ。
部分的に見ると清流といえるエリアも残っていると思うが、全体的にみると汚染がかなり進んでいると思う。
これらの汚染は人間が手を入れたことが原因である以上は、自然の力だけで本来の清流に戻すことは不可能だ。
人と自然の共存の仕方をもっと考え改善しなければ日本の清流はなくなる。
それと今回は川を敏感に見てきたからこのような事を感じたわけだが、同じ川でも都会の川だとこれが(汚いのが)当たり前という目で何とも思わなくなっていた自分の鈍感さに呆れてしまった。(反省、赤面・・)

A「静流」 〜 静かなる(母なる)川

大変静かで自然豊かな懐(ふところ)の大きな川だと感じた。
また静かだからこそ、川の流れや風の音、生き物の泣き声などがはっきりと聴こえ、まるで自然界のオーケストラを聴いているような感じだ。
しかしこんなに発音が良くて声量のあるオペラ歌手みたいな野鳥の泣き声は聞いたことがない。

B「聖流」 〜 聖なる川

変化に富んだ川の地形や、川を取り巻く美しい山々の自然は神がかりなものだと感じた。
川底から湧き出てくる湧き水によって川が渦巻いている様(さま)は、山(の神)が吸収している水の貯水能力のスケールの大きさを証明している。
山も生きているんだと実感させられた。
また、この湧き水が出ている所から下流側の水は本当に素晴らい透明度でキラキラと水が輝いていた。

最後に、今回の川旅は装備面でいろいろと反省する点があったが、日程的にもまだ余裕が欲しかった。
この季節は特に日照時間が短いので川に浮かんでいられる時間が限られる。

これらを踏まえて次はいつ来ようか。
今度は海まで下ろうか。
・・・・・
さぁ、また旅の続きを計画しよう。

四万十川に浸(つ)かり日焼けした腕が見ながら・・・。

− To be continued Spring, 2006 −


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2006年11月16日

四万十川カヌーソロツーリング2005 (3日目:岩間沈下橋〜勝間沈下橋)

2005/11/16(水) 晴れ 気温:14.1 - 5.3℃

< 一年前の今日の07:30 >
起床。
味噌汁とコーヒーで体を温め、太陽の日が差すのを待つ。

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カヌーも夜露でびしょ濡れだ。

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< 09:00 >
やっと太陽の光が山間部から差し込む。
製材所の手前に立派なトイレと水場の木造小屋があり、そこで用を足し洗顔をしてスッキリする。
どうもここはキャンプ場みたいで、夏場は結構賑わうようだ。
夜露で濡れたテントも乾いたので撤収し、荷物をカヌーに積み込む。

< 12:00 >
出発。
今日も快晴、暖かくなってきた。
川を下ってくるカヌーは今日もいない。
今日も貸切だ。
パドルは漕がず、スキットルに入れたバーボンを飲みながら川の流れの推進力だけでゆっーくり進む。
浅いところでは川底にカヌーの影が映り山間部を低空飛行しているような錯覚を覚える。

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途中の山間部で向かい風にあい、そこだけはまともにパドルを漕いだ。

< 14:30 >
口屋内沈下橋に到着。

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今日はここに滞在するつもりだ。
上陸して沈下橋を渡っていると眼鏡をかけた小学3年生位の男の子が歩いていたので、この辺に食料を売っている店がないか聞くと、この坂を上がって道なりに歩けばすぐにあると言う。
言われたとおりに行くと狭い道沿いの左側に「宮崎商店」という名の店があった。

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木のガラス戸をガラガラと開けると、暗がりの奥からスーッと顔色の悪いおやじさんが出てきた。
ビール2缶、ワンカップ、カップ焼きそば、靴下、手袋、水を購入。
おやじさんが老眼鏡越しに目を大きく見開いて、年季の入った大きなそろばんでゆっくりパチパチと計算を始めた。
そして料金1990円を払った。
店を営んでるにしては無愛想で元気のないおやじさんだなぁと思いながらガラガラと戸を閉めて店を出た。

川原に戻る途中、沈下橋の上からカヌーを見ると、カヌーの上を黒い物体が動いている。いや、つついている!?。

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「カラスの野郎だ!」
走って戻り、近くから石を投げつけたら逃げていった。
被害がないか見てみると、後部に縛り付けていたビニールがボコボコに破られていた。(クソォ〜)
この件でこの場所に嫌気がさしたのですぐに出発。
先を急がないとすぐ暗くなってしまう。

< 15:50 >
勝間沈下橋に到着。

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カヌーが40隻くらい川原にころがっている。
でも誰もいない。
時間も時間だから、ここにテントを張ることにし設営を始める。
しばらくすると10隻位カヌーを積んだ軽トラが川原に降りてこちらに向かってきた。
話を聞くと、明日ここで修学旅行の高校生がカヌー体験をするらしい。
しかも80名。
その人はこの先の「かわらっこ」というキャンプ場のスタッフだった。
そのスタッフに、ここから先に宅配を扱っていて川下りのゴールにするのに適当な場所がないかを聞いてみると、うちで宅配は扱っていますよという事だったので、迷わずかわらっこをゴールにする事に決めた。

四万十川でのキャンプも今夜が最後。
嬉しい事にテントのすぐ横に焚き火用のカマドらしき物が石を積み上げて作られてあったので、ありがたく使わさせてもらう。
しかも太くて使いかけの薪もあったので、これもありがたく使わせてもらう。

最後の晩餐、今晩のディナーはドライカレーと芋。
芋は焚き火の火力が充分だったので、ふっくら、ホクホクの焼き芋がすぐに完成した。
夜は冷えるので火を絶やさぬよう、弱くなったら近くで流木を拾って焚き火の中に放り込む。
今夜は満月なので、山肌もくっきり見える。
ランプをつけなくても流木を探すことは容易に出来た。
焚き火の火力が安定していると何故か気持ちも落ち着き安心する。

ワンカップを熱燗にして湯気を見ながらゆっくりチビチビ飲む。
続いてはバーボンのお湯割り(2杯で底をつく)

酒もなくなり、焚き火をじっ〜と見て、「バチッバチッ」と火が飛ぶ音を聞きながら、ハーモニカを吹きつつ静かな時(とき)を過ごす。

< 21:00 >
焚き火も燃え尽きてきたので就寝。
しかし今晩も寒さで頻繁に目が覚め、その都度反省を・・・。


− 明日に続く −


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2006年11月15日

四万十川カヌーソロツーリング2005 (2日目:江川崎〜岩間沈下橋)

2005/11/15(火) 晴れ 気温:16.9 - 7.9℃

< 一年前の今日の03:00 >
寒くて何度も目が覚める。

< 07:00 >
起床。
朝食にパンを食べた後、テントをかたずけようとしたら、夜露でびしょ濡れに。
天気は晴れそうなので太陽が出るのを待って乾かすことにし、濡れている物以外は先に撤収して川原に運んだ。

キャンプ道具や衣類を入れたダンボール箱は、帰りも送り返す時に必要になるので小さく折りたたんでビニール製の布団圧縮袋に入れて空気を抜き水が入らないようにチャックをきちんと閉めてカヌーの最前室に詰め込んだ。(このビニール製布団圧縮袋は他の用途でも何かと使えそうだ)

< 11:30 >
テントもなんとか乾き全ての撤収が完了した。
出発しようとしたがもう昼前なのでカヌー館で四万十うどんを食べ、折角なのでカヌー館の中も見学していった。

< 12:30 >
川原で静かに出船を待つ相棒の「パジャンカ号」。
そして、いざ出船!

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そしていきなり!?
カヌー館前の中洲の左側を漕行しているとすぐに底を擦る浅瀬にさしかかり30分のライニングダウン(カヌーから降りて船を押して歩く)を強いられてしまった。
幸先悪いなぁ。
しかしファルトボートの場合、船底が破れたら補修が大変(約1日がかり)なので、水量の少ない浅瀬では素直に諦めて押して歩くしかないのである。
ここの浅瀬は足元が滑りやすいうえに、浅過ぎてカヌーが全く動かない所ではカヌーを持ち上げながら少しずつ前に進めたりと結構しんどい。
やっと浅瀬を通り過ぎて川原に寝転がると、汗をびっちょりかいていたので、しばらく汗がひくのを待ちながら水分補給をした。

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その後も2、3箇所の浅瀬でライニングダウンをするが、それ以外の所は静と動のほど良い変化の連続で快適な漕行だった。
山間部に入ると人工的な物が360度見回しても一切視界から消え、この川を含む全ての自然が自分だけのものに思えた。
そんな時は、一人でにんまり笑い、仕事をしているXXに「申し訳なーい」、YYには「ざまーみろー」とか、「時間よ止まれー」とか心の中で叫びながら、至福の時(とき)を味わう。
しかしこれほど迄に贅沢に思えた瞬間がここ数年あったであろうか。

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途中ちょっとした荒瀬を通過中に波をバサーッと被りズボンをびしょ濡れにしてしまった。
その少し前に、暑さに耐えられずスプレースカート(コックピットに水が浸入しないように覆うカバー)を外してしまった事を後悔した。
しかもズボンの着替えが無いのだ(忘れてきた)。

< 16:00 >
岩間沈下橋に到着。
日が落ちてきたので、今日はここにテントを張ることにする。

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近くに製材所があり、そこのおばちゃんに食べ物が売っている店がないか尋ねると、この辺にはないとの事。
「もうすぐしたら移動販売車が来るからそれを待ったらいい」というので、とりあえず待つ事にした。
日が暮れそうなので急いでテント設営後、焚き火用の流木を拾い集める。
結局、移動販売車は来なかった・・・。

< 17:00 >
もう当たりは真っ暗になってきたのでランタンに火をつける。

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続いて焚き火をおこし暖をとる。
ズボン(ジーパン)が濡れたので必死に火の前で乾かそうとするがなかなか乾かない。

夕食は昨日江川崎のスーパーで買っておいたカップラーメン。
外で食うラーメンは旨いし、体も暖まる。
ビールがないのでバーボンをお湯割りにして飲む。
酒のつまみは持ってきたさつま芋をアルミホイルに包んで焚き火の中に放り込んで待つ事30分。
アルミホイルを開けると湯気が立ち、口の中でハフハフしながら食す。
旨い!

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< 21:30 >
ズボンがやっと乾いたのでテントに潜り込み寝る。
今晩も寒いのでウインドブレーカーは着たままでチャックを一番上まで閉める。
そして靴下は2枚の重ね履きだ。
大小の石が背中にゴツゴツあたり痛くて寝苦しい。

< 23:30 >
突き刺す様な鳥の鳴き声で目が覚める。
それにしても寒過ぎる。
そして真っ暗なテントの中で今回の装備についていろいろ反省した。
・ズボンの着替えを忘れてきた。濡れないわけないのに・・・
・夜の寒さは半端じゃない。厚地の上着、ズボンは必須だ・・・
・家にあるシュラフ(寝袋)の中から一番小さいのを持ってきたが、生地が薄いうえにチャックが壊れて閉まらない。これじゃあ夏用の掛け布団だ・・・
・寝床の下に敷くロールマットだけでは石がゴツゴツ痛くて寝苦しい・・・
・長時間石の上での直座りは疲れる。せめて折りたたみ椅子が欲しい・・・
・川の中を歩く事を前提にすれば薄地のネオプレーンシューズだと石で擦(こす)れてすぐに穴があく・・・


− 明日に続く −


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posted by nori at 00:07| Comment(0) | TrackBack(0) | カヌー

2006年11月14日

四万十川カヌーソロツーリング2005 (1日目:出発〜江川崎)

2005/11/13(日) 晴れ/曇り 気温:17.3 - 7.5℃

< 一年前の今日の19:00 >

自宅を出発。
人通りの少ない夜道を歩いて、近くのバス停から高速バスに乗り博多駅に向かった。

今日から四万十川での5泊6日の川旅が始まる。
一人でのカヌー川下りも、川原で寝泊まりするのも今回が初めてなので、最初のうちは少し緊張していた。
しかし、味わった事のない自由と開放感からすぐに気持ちはワクワク感へと切り替わっていった。
そしてなんといっても「四万十川をカヌーで下る一人旅」をやりたいという願望(計画)は6年ほど前から密かに(?)育てていたので、やっとこの計画が実現したということだけでも『世は満足』であった。
(今回の計画に”四万十川”、”カヌー”、”一人旅”の3つのキーワードはどれも外せない)

私が抱いている四万十川のイメージは
@「清流」 〜 自然と調和した美しい川
A「静流」 〜 静かなる(母なる)川
B「聖流」 〜 聖なる川
である。
このイメージどおりの川であったかはこの川旅を終えた後に判断することにしよう。

手荷物はザックとショルダーケースに入れた2分割バドル、服装はジーパンにTシャツ、上着はウインドブレーカーと軽装である。
重いカヌーとキャンプ道具一式は3日前に宅配便で四万十・川の駅「カヌー館」に送っていた。

今回の相棒は7年前に中古で購入した「SEA PAYANCA(シー・パジャンカ)」という全長4m強のファルトボート(組立て式カヌー)だ。
”パジャンカ”とはスペイン語で「ジャジャ馬娘」という意味で、ネーミングから連想すると暴れてすぐにひっくり返るのかと思いきや、それは間違いで、乗ってみると抜群の運動性と安定性を兼ね備えたビギナーには最適な船だった。
そしてパジャンカ・シリーズの中の一つであるこのシー・パジャンカは海用に開発されたのだが、売行きが悪く直ぐに絶版となった為、今では絶滅の危機に直面した大変貴重な船なのであります。

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< 21:55 >
博多駅発 高速バスはりまや号 に乗車。
バスは横3列独立シートなので両隣は気にならないが、背もたれをリクライニングしても足を真っ直ぐ伸ばすスペースがないので足が少々窮屈だった。
23時になるとバスの前方も黒いカーテンが閉ざされ真っ暗になり、そのうち前から後ろからイビキの合唱が始まった。
イビキがうるさいのでヘッドホンでジャズを聴いていたら、いつの間にかそのまま眠ってしまった。


2005/11/14(月) 曇り/雨 気温:18.3 - 11.0℃

< 07:10 >
高知駅に到着。

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高知駅はこじんまりした2階建の駅舎で、なんとなくその素朴な造りが地元の宮崎駅と重なってしまった。(気候も似ている)
駅構内のコンビニで缶コーヒーとパンを買って駅のベンチで食べた。

< 08:18 >
高知駅発 JR特急しまんと1号 に乗車。

< 09:22 >
窪川駅に到着

< 10:01 >
窪川駅発 JR予土線に乗換え。
発車してすぐに憧れの四万十川が見えてきた。
しかし、目に見えているその川の姿は見るも無惨で、水量はチョロチョロと少なく、流れも力がなく、岩がごつごつと突き出ている。
こんな状態でカヌーで下れるんだろうか、と一瞬不安がよぎったが、この辺はまだ上流だ。
中流以降の水量は平年並みと聞いていたから大丈夫だろう。
しばらくの間、子供が後ろ向きに座って電車の窓に顔を近づけて外を見るような格好で川を眺めていた。
おもしろい事にほとんどの乗客(地元)が同じ格好で外の景色を静かにじーっと見ていた。
そして下流に進むにつれ川幅も水量も増えてきたのでほっと一安心した。

< 10:51 >
江川崎駅に到着。
静かで、靄(もや)がかかった山々の景色が美しい。

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< 11:30 >
江川崎駅から歩いて土佐大橋を渡り10分ほどでカヌー館に到着した。

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カヌー館の受付に行き、先に送っておいたカヌーとキャンプ道具一式荷物を受け取る。
今日はもうここでゆっくり休もうと思い、キャンプの手続きをする。
スタッフの女性にテントを張る場所を聞くと、
「今日は雨が降りそうだから橋の真下がいいですよ」
と言ったが、橋の下は車の音がうるさそうなので、橋とは反対側の丸い屋根付きベンチの下にテントを張ることにした。

テントを設営しカヌーを組み立てて、スーパーに食料の買出しに行く。
スーパーには大抵の物は揃っており、とりあえず2日分の食料と飲料水を買った。
(※最近このスーパーはつぶれたが、代わりに個人商店が出来たらしい)
テントに戻り、まずはビールを飲み、おにぎりを食べる。
その後、カヌーの底が石で擦っても破れないように黒色の布テープを2重に貼って補強した。

まだ日が暮れそうにないのでカヌーを川原に下ろし、土佐大橋周辺の流れのない所をカヌーで約1時間浮かべて遊んだ。
さすがは四万十川、深い所でも川底がはっきり見えて、50cm位の大きな鯉が悠々と泳いでいるのが見える。
今日は自分以外にカヌー、キャンプをしているのが一人もいないうえに、風もないので川面は本当に静かでパドルから落ちる水滴の音がはっきりと聞き取る事が出来た。

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日が暮れ始めたので、カヌー館でコインシャワーを浴びて、晩飯(スパゲティ)を作って食べた。
あたりが暗くなると急激に冷え込んできたので、ビールから黒霧島のお湯割りにチェンジ。
そして静まりかえった夜20時頃、街角に備え付けられたスピーカーから村内放送(村民への生活情報や行政連絡)がけたたましく鳴り響きびっくりさせられる。
早く寝ようと思っていたがなかなか寝付けなくなり、もう一杯、もう一杯と酒がすすみ結局テントに潜り込んだのは22時だった。

< 22:00 >
さぁ、いよいよ明日から川下りスタートだ。
と意気揚々と眠りにつこうとしたが、寒いのでウインドブレーカーを着込んで寝ることに。
しかし寒い・・・。


− 明日に続く −


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posted by nori at 00:03| Comment(0) | TrackBack(0) | カヌー

2006年10月18日

カヌーライフ

カヌー本といえば「カヌーライフ」。
今発売中の最新号の特集内容は、
「四国・四万十川/旅パドラー憧れの川でキャンプ&ツーリング」

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現在私は四万十川中毒で、このキーワードが付く本、HP、テレビ、ビデオなど何でも見、聴き、購入してしまう。

さて最新号のカヌーライフだが、表紙にも出ている児島玲子が四万十川旅を楽しんでいる点に注目だ。

まず*1)している写真をみて思ったが、もしこれが男性だとしたら
「下手クソ」 となるが、女性だと
「助けてあげたい」 と優しくなれる。
今回は、女性と四万十川の優しさがほど良くマッチした内容であり、また川の危険ポイントなどもきちんと解説されているので四万十川中毒者は必読である。
特に口屋内から下流に少し下った中州の左側入り口の立ち木は特に危険で、私も今年の春行った時は迷わず()ボーテージ*2)したが、そこも写真つきで危険ポイントとして解説されている。

この場所、児島玲子もボーテージしたそうだ。
ホッ・・


(*1)沈(ちん)  :カヌーに乗ったままの状態で、ひっくり返ること。
(*2)ボーテージ:荒瀬などの危険箇所、堰など漕行不可能を所を、陸上に上がりカヌーを担いで障害をやり過ごす事。

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posted by nori at 07:16| Comment(0) | TrackBack(0) | カヌー