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   川の流れのように、ゆったり、のんびり、ほっとするような内容を綴っていこう。

2007年03月27日

狩人と犬、最後の旅

美しい極北の自然と”人と犬の真実のドラマ”を記録したドキュメンタリー作品。

狩人と犬、最後の旅

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ノーマン・ウィンター(本人)は、半世紀にわたって、ロッキー山脈で罠猟を続けてきた“最後の狩人”(ラスト・トラッパー)。
ナハニ族インディアンの妻のネブラスカ(メイ・ルー)と大自然の中で暮らしている。
彼は、猟を通じて生態系を調整し、脈々と受け継がれてきた自然を守り抜くことに、自身の誇りと生き甲斐を見出してきた。
しかし、森林の伐採によって、年々動物たちは減少。
狩人を続けていくことの困難に直面したノーマンは、今年限りでロッキーを去る覚悟を決める。
冬の気配が忍び寄ってきたころ、最後の猟の準備を始める。
2週間の予定でドーソンの町へ買い出しに出かけたが、そこでシベリアン・ハスキーのナヌークが、車にひかれて命を落とす。
犬ぞりのリーダーであり、相棒でもあったナヌークを失った。
そんなノーマンは、親しくしている雑貨屋の主人からシベリアン・ハスキーの子犬をもらい受ける。
子犬はアパッシュと名付けられた。

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もともとレース用に育てられたためか、アパッシュは他の犬たちとなじまず、猟に出ても足手まといになるばかりだ。
そんなある日、ノーマンが凍った湖を犬ぞりで横断していたとき、氷が割れ、凍てつく湖水の中にはまりこんでしまった。
他の犬たちがパニックに陥り逃げ出したのに対し、ノーマンの呼びかけに応えたのはアパッシュただ一匹。
ノーマンは九死に一生を得た。
この出来事から、命の恩人のアパッシュにリーダー犬の素質を見出したノーマンは、ウォークとアパッシュの2匹を犬ぞりの先頭に置き、アパッシュの教育に力を注ぐようになる。
そんなノーマンの期待に応え、仲間と協力し、統率する力をつけていくアパッシュ。
いつしかアパッシュとノーマンの間には、固い信頼の絆が芽生えていく。
やがてめぐってきた春。
ノーマンはアパッシュとウォークの間に生れたかわいい子犬たちを見つめながら命懸けの旅をした先シーズンを思い出す。
引退を決意していたが、新しく生れた生命、そしてアパッシュとの絆に明るい希望を見出す・・・。

主役のノーマンは驚いたことに役者ではなく、正真正銘、本物の狩人で、カナダ・ロッキーの極寒地帯で狩人を生業にしている。
監督のニコラス・ヴァニエも現代のジャック・ロンドンと称されるフランスの国民的冒険家。
冒険を生業にしているこの2人がタッグを組んで作成したこの映画は本当にリアルである。
特にノーマンの目は演技ではなく、地でやってるだろうと思わせる程だ。
狩りをしている時や橇を引いている時などは近寄りがたい野生的な険しい目。
酒場や旧友と会っている時は親近感のある優しい目。(単なる酔っ払いの一面も)

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最後に私も知らなかった狩人の仕事を紹介。

極寒地帯の木々はとっても質がいい。
寒い長い年月、時間をかけて育った木々は年輪が小さく、密で固い。
きっとそれらの木々は日本はじめ先進諸国に送られ、立派な家などになっているのだろうが、そのせいで永久凍土はどんどんと削られ、地球温暖化の大きな原因となっている。
ロッキー山脈では木々の伐採で動物の住処が移動し、動物の生態系に狂いが生じている。
狩人の仕事は狩りをするのは2の次で実は、増えすぎた動物や、減った動物のバランスを直しているのだ。
地球規模の問題に、一人立ち向かっているノーマンの偉業はノーベル賞にも値するのではないだろうか。(何年先になるか)

圧倒的なスケールで迫る大自然。
冒険好きにはたまらん映画です。
私が一番興味をそそられたのは、映画の舞台となっているユーコン準州。
ユーコン川を年期の入ったカヌーで下るノーマンの勇姿も映しだされている。
私も来年はユーコン川を下るので非常に参考になった。

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最後に、この映画が伝えたいものはなにかを考える。
必要以上にものに溢れ、高度な文明社会に生きる人々に、本当に大切なものは何かを問いかけ、人間の原点を思い起こさせる。
教育的にも子供達に是非見てもらいたい。
もちろん娘がもう少し大きくなったら見せてやるつもりだ。
(一緒に)


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詳しくは公式ページで。
3月21日からDVDレンタル開始!
音声はDTSで臨場感たっぷり。
大画面で迫力ある映像美を是非体感して欲しい超お勧め作品です。
posted by nori at 00:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画
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